2020 Fiscal Year Annual Research Report
ダイバーシティ推進リーダー育成プログラムの開発:障害学生支援への深い学びを通じて
Project/Area Number |
20H01723
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
原田 新 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (70721132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池谷 航介 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (60740321)
望月 直人 大阪大学, キャンパスライフ健康支援センター, 准教授 (20572283)
中山 芳一 岡山大学, 教育推進機構, 准教授 (40595469)
遠山 和大 富山大学, 学術研究部教育研究推進系, 講師 (30639216)
バーニック ピータージョン 長崎大学, 障がい学生支援室, 助教 (00752726)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ダイバーシティ / 障害学生支援 / e-learning |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,障害者を始めとした多様な人材の特性や適性を見極め,活躍をサポートできる人材として,ダイバーシティ推進リーダーを育成するプログラムを開発し,効果検証を行うことを目的とする。本研究での教育プログラムは,研究代表者の所属大学で開講予定の「ダイバーシティ概論」(STEP1),「障害学生支援演習」(STEP2),「ダイバーシティ実践演習」(STEP3)が主な実践の場となる。 まず,2020年度は,研究代表者および研究分担者で,STEP1~STEP3の授業内容の検討を行い,STEP1に相当する「ダイバーシティ&インクルージョン概論」のシラバス作成を行った。並行して,効果測定用の多様性受容尺度について文献調査を行い,Miville-Guzman Universality-Diversity Scale(M-GUDS)の邦訳版の作成に着手した。その後,2021年度,2022年度に繰り越す中で,M-GUDSの邦訳版およびその短縮版の作成を行った。 他方,STEP2の「障害学生支援演習」で用いるための動画教材作成に向けた資料として,障害学生へのインタビュー調査を予定していたが,新型コロナウイルス感染症のリスクを考慮し,インタビュー調査については延期することとした。しかし,2021年度や2022年度になっても新型コロナウイルスの蔓延状況がなかなか落ち着かず,障害学生へインタビュー調査を行うことによる感染リスクが懸念されたため,インタビュー調査は断念した。その代替方法として,障害学生支援の専門者間で相談,協議することで,教材の中に組み込むための,障害学生たちが困りそうな場面についての収集を行った。また,複数人の演技による再現動画教材を作成することについても,感染リスクが懸念されたため,動画教材の代わりに漫画教材を作成することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
元々は2020年度の間に,STEP2の「障害学生支援演習」で用いるための,教材作成の資料を集める予定であったが,新型コロナウイルスの影響で,教材作成の資料収集が2022年度にまで延びてしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在,漫画教材の作成を進めているが,より良い学習教材となるよう,漫画の内容についてさらに検討していく予定である。
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Research Products
(5 results)