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2022 Fiscal Year Annual Research Report

大果系イチゴの果実はなぜ大きいのか?

Research Project

Project/Area Number 20H02975
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

黒倉 健  宇都宮大学, 農学部, 講師 (10650898)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 龍 勝利  福岡県農林業総合試験場, 筑後分場, チーム長 (00502478)
磯部 祥子  公益財団法人かずさDNA研究所, 先端研究開発部, 室長 (20343973)
濱野 恵  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター, 上級研究員 (20701105)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
KeywordsGWAS / 形質調査
Outline of Annual Research Achievements

本年度は,昨年度までに得られた2年分の表現型データの相関解析を行い,得られたデータを用いてGWAS解析を行った.昨年度までの結果と同様本研究において用いた品種全体では育種の過程で花房間葉数よりもむしろ個葉の面積が拡大したことにより果実重が増大したことが示唆された.一方で個別の品種では花房間葉数の増加に伴い果実への乾物分配が減少したことにより,むしろ果実重が減少している品種も見られたが,これらの品種は果実重が小さい品種もしくは果実数が少数であったためにデータ全体に対する寄与率が低く,品種全体の傾向には反映されなかったものと考えられた.これらの表現型および公開ゲノムをリファレンスとした多型情報を基にGWAS解析を行い,平均果実重に関連性が高い複数の候補SNPを検出した.このうちのいくつかの候補SNPについては葉面積についても関連性がみられたことから,表現型データの相関を表しているものと考えられた.総収量に対しては1か所の候補SNPが検出されたが果実数や花房間葉数などその他の表現型については相関の有るSNPの存在は判然としなかった.昨年度に引き続きPacBio Sequel IIによって得られたロングリードのアセンブルを行い,各品種のゲノムのほぼ全長をカバーするcontigを得た.これらのデータを用いて品種間比較を行ったところ,逆位・重複が認められた一方で育種系譜を基にした解析では構造変異の明確な遺伝は認められなかったことから,アセンブル手法の再検討が必要であることが示唆された.

Research Progress Status

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] イチゴの収量性と乾物生産量の関係解析2023

    • Author(s)
      龍 勝利,森山貴仁,石橋正文,濱野 恵,磯部祥子,黒倉 健
    • Organizer
      園芸学会令和5年度春季大会
  • [Presentation] 日本品種のイチゴのパンゲノム解析2023

    • Author(s)
      磯部祥子,白澤健太,平川英樹,濱野 恵,龍 勝利,黒倉 健
    • Organizer
      園芸学会令和5年度春季大会
  • [Presentation] イチゴの食味試験に影響を与える要因の解析2022

    • Author(s)
      黒倉 健
    • Organizer
      園芸学会令和4年度秋季大会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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