2022 Fiscal Year Annual Research Report
Generation of gene-modified mice by targeting on innate immune receptor family and analysis of the function of these receptors by using human disease-models.
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20H03176
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
唐 策 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 客員教授 (00572166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩倉 洋一郎 東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 教授 (10089120)
角田 茂 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (80345032)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | C型レクチン受容体 / 腸管免疫 / 腫瘍免疫 / 自己免疫疾患 / Dectin-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度では、コロナ流行が収まらなかったが、C型レクチン研究が年度計画通り順調に行っていた。年度末まで得られた研究実績が以下になる。 1.腸管免疫疾患におけるDECTIN-1の機能解析について:DECTIN-1が大腸腫瘍組織に浸潤している抑制性骨髄由来細胞(MDSC)で主に発現することを見出し、そのシグナルの下流でprostaglandin E2(PGE2)が誘導され、MDSCから分泌されてからDCから産生されるIL-22 binding proteinを抑制し、マウスとヒトの大腸腫瘍を促進する役割を果たすことを明らかにし、最後の解析部分を完成させた後、論文を投稿し、3月17日にNatureの姉妹誌であるNature Communicationsに掲載された。 2.腸管免疫疾患におけるDCIRの機能解析について、2022度では腸管腫瘍形成におけるDCIRの役割の分子メカニズムを明らかにしたため、論文を投稿し、2022年8月にCellのし姉妹誌Cell Reportsに掲載された。 3.腸管免疫システムと腸内フローラの相互作用におけるCLEC12Bの機能解析について、前年度にて、CLEC12Bシグナルによる腸内特定細菌の定着制御のメカニズム解析を行い、2022度に腸管上皮層にある上皮幹細胞で発現するCLEC12Bのシグナルが腸管上皮幹細胞の分化と維持における役割を解析し、現時点で解析をほぼ終えて、2023年中に論文を投稿する予定である。 4.腸管免疫疾患の病態制御におけるCLEC12Aの機能解析について、2022度では潰瘍性大腸炎と腸管腫瘍の病態制御におけるClec12aのシグナルの役割を検討し、Clec12Aのシグナルの欠失により炎症と腫瘍形成に影響を与えることがわかり、現時点では引き続き解析を行っている。今年中に解析が完全に終わった時点で論文を投稿する予定である。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)