2022 Fiscal Year Annual Research Report
Cross-sectional and prospective study with metabolome analysis to detect pathophysiology about the relationship between deterioration in lung function and sleep disordered breathing
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20H03690
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
陳 和夫 京都大学, 医学研究科, 研究員 (90197640)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 文彦 京都大学, 医学研究科, 教授 (50212220)
平井 豊博 京都大学, 医学研究科, 教授 (20359805)
田原 康玄 静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 教授 (00268749)
森田 智視 京都大学, 医学研究科, 教授 (60362480)
中山 健夫 京都大学, 医学研究科, 教授 (70217933)
若村 智子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40240452)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 睡眠呼吸障害 / 睡眠時無呼吸 / 慢性閉塞性肺疾患 / メタボローム / 前向き検討 / 生活習慣病 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染の蔓延のため、計画予定のコホート事業の進行が遅れたが、2023年3月までに約7900名の前向き資料を得ることが出来、縦断的研究を今後積極的に行っていく。現状までの資料の横断的な資料解析に努め、以下のような新知見を得た。なお、本コホートは7000人以上を解析対象としたアジア最大、世界でも二番目の規模の疫学資料(客観的睡眠時間の資料としては世界最大)を得ている。1)肥満と高血圧または糖尿病の合併があると中等症以上の睡眠呼吸障害(SDB)(一般コホートなのでほとんどが閉塞性睡眠時無呼吸症候群:OSAS)の頻度は40%程度となり、肥満がなくても生活習慣病があるとSDBとの関連を認めることを初めて報告した(Eur Respir J 2020)、2)自覚的睡眠時間と客観的な睡眠時間を世界最大規模で測定し、一般的考えられているように常に自覚的睡眠時間が客観的睡眠時間より長くなく、短時間睡眠では客観的睡眠時間≧自覚的睡眠時間であることを示し、SDBがその差に影響を与える事を示した(J Clin Sleep 2022)、3)SDB測定時の前5年間で糖尿病家族歴がある女性において、中等症以上のSDB患者は有意に糖尿病の発生率が高く交互作用もあり、中等症以上のSDBの治療は糖尿病の発症を抑える可能性を示した(J Clin Sleep Med 2021)、4)SDBと血圧はそれぞれが独立かつ相乗的に尿中アルブミン量上昇に関連していることを示し、血圧管理に加え、SDBの診断・治療が腎障害の予防に役立つ可能性を示唆した(Ann Am Thorac Soc. 2022)、5) 糖尿病無治療群でのみHbA1c値とSDBの関連を認め、その関連は女性、若年で顕著であった(J Sleep Res in press)、6)メタボローム解析によりSDBとフルクトース代謝との関連を示した(投稿中)。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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