2023 Fiscal Year Annual Research Report
特別な支援を要する看護学生への教育力育成プログラムの開発
Project/Area Number |
20H03970
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Research Institution | Japanese Red Cross Hokkaido college of Nursing |
Principal Investigator |
安酸 史子 日本赤十字北海道看護大学, 看護学部, 教授 (10254559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 賢長 福岡県立大学, 看護学部, 教授 (10252537)
中西 愛 関西医科大学, 看護学部, 助教 (10965883)
北川 明 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (20382377)
黒髪 恵 福岡大学, 医学部, 講師 (30535026)
山住 康恵 共立女子大学, 看護学部, 准教授 (30553052)
日高 艶子 聖マリア学院大学, 看護学部, 教授 (50199006)
太田 祐子 関西医科大学, 看護学部, 准教授 (70349778)
西村 優紀美 富山大学, 保健管理センター, 客員准教授 (80272897)
上山 千恵子 関西医科大学, 看護学部, 講師 (90751587)
中嶋 恵美子 下関市立大学, 新学部設置準備室, 特命教授 (30461536)
塚原 ひとみ 下関市立大学, 新学部設置準備室, 特命教授 (20555403)
佐藤 亜紀 下関市立大学, 新学部設置準備室, 准教授 (80435130)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発達障害学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々研究グループが科学研究費補助金(基盤研究B)(2016~2019年度)の助成を受け作成した「発達障害傾向のある看護学生への現任教育まで含めた適応支援ガイドライン」と、前年度に実施したデルファイ調査の結果抽出された発達障害及び発達障害傾向のある看護学生への支援に必要な能力14項目(<観察により学生の困っていることを把握する力><支援者間の連携調整をする力><学生の成長を承認する力><学生が自らの課題に気づけるよう話す力><人権を尊重する態度>等)をもとに、「特別な支援を要する看護学生への支援を行う教師の教育力育成プログラム原案」を作成し研修会を企画した。 研修会は5時間で、グループワーク1(35分)、講義A「発達障害の行動特性・合理的配慮」(90分)、講義B[学習場面ごとの困りごとと支援の具体例」(60分)、講義C「支援の組織化」(20分)、グループワーク2(30分)、発表及びフィードバック(30分)の構成とした。研修会は福岡と東京で実施し、それぞれ参加者は6名であった。 研修会の約3か月後に研究参加に同意した参加者を対象に、ZOOMでフォーカス・グループ・インタビュー(FGI)を実施し、プログラムの効果検証を行った。FGIでは、「学んだ支援方法を学内教員に共有した結果、関心が高まった」「教育者としての認識が変化した」「研修会での学びをもとに教育方法や支援体制を再考した結果、学生の困難が減少した」等、具体的な効果があった発言が得られた。5時間という時間や研修内容は問題ないが、グループワークでの共有や最後の専門家によるフィードバックを充実するために、講義の一部に関してはオンデマンドで事前に視聴することを条件の研修にしてはとの意見が出た。FGIの結果をもとに、講義の一部をオンデマンド事前視聴とする「特別な支援を要する看護学生への支援を行う教師の教育力育成プログラム」を作成した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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