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2021 Fiscal Year Annual Research Report

概日リズムに基づく妊娠・産褥期セルフケアプログラムの開発-光と食による制御の検討

Research Project

Project/Area Number 20H03996
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

毎田 佳子  金沢大学, 保健学系, 教授 (20397219)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 浩  金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
三枝 理博  金沢大学, 医学系, 教授 (20296552)
安藤 仁  金沢大学, 医学系, 教授 (50382875)
小野 政徳  東京医科大学, 医学部, 准教授 (70348712)
堀家 慎一  金沢大学, 疾患モデル総合研究センター, 准教授 (40448311)
鏡 真美 (関塚真美)  金沢大学, 保健学系, 准教授 (60334786)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords概日リズム
Outline of Annual Research Achievements

ヒトは内在性に約25時間を「1日」とするリズムを有しており、光と食事によって中枢時計と末梢時計を毎日リセットして、地球の自転と同調した24時間周期の生活を送っている。中枢時計は脳内に存在し、光で針合わせをした時刻を神経やホルモンを介して末梢臓器に伝えている。一方、末梢の各臓器には組織特異的な末梢時計があり、食事等のシグナルによって独自に針合わせをしている。従って、ヒトでは「昼間の覚醒中は光を浴びて食事を摂り、夜間の睡眠中は光を遮断して摂食しない」ことによって、中枢時計と末梢時計が同調し、安定した概日リズムが形成される。
現代の女性は、一日中照明やモバイル端末の光を浴び、ダイエットによる痩せ志向が強い。この特徴は妊娠中にも認められ、光刺激と食事刺激がヒト本来の昼夜のサイクルから逸脱している妊婦が多数存在すると推測される。また、胎児は胎生後期になると母親と同期した日周性のリズムを示すが、これには、母親の体内で光刺激や食事刺激のリズムがホルモン等の物質に変換され、母体から胎児に輸送されることが関わっていると考えられる。さらに、産後の母親は夜間も育児をしており、概日リズムが乱れやすい生活を送っていると思われる。本研究の目的は、周産期における概日リズムの整調が親と子の健常性維持に有効かどうかを確かめることである。
具体的に本研究では、モデル動物を用いた研究を遂行しているほか、産褥期の母親を対象として実施した質問紙調査の結果を解析中である。妊産褥婦を対象としたヒト検体を用いた検討は、新型コロナウイルスの感染拡大のため実施できなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナウイルスの感染拡大により、感染リスクを伴うヒト検体を用いた検討が実施できない状況にあるため。

Strategy for Future Research Activity

妊産褥婦を対象とした検討について、引き続き、安全に実施できる方法を検討する。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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