2020 Fiscal Year Annual Research Report
助産師教育における実習生の質保証のための助産学共用試験の実用化と認証システム開発
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20H04001
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
村上 明美 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (10279903)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 聖 公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 地域医療研究所, シニアアドバイザー (10186265)
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
谷口 千絵 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (10349780)
和泉 美枝 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10552268)
渡邊 浩子 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20315857)
眞鍋 えみ子 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (30269774)
高田 昌代 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (50273793)
渡邊 典子 新潟青陵大学, 看護学部, 教授 (80269563)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 助産学実習 / 共用試験 / CBT / OSCE |
Outline of Annual Research Achievements |
意識調査班は、実習開始前の助産学生の質の保証についての現状と課題、助産学共用試験に対するニーズ、助産学生が実習開始前に修得しておくべき学習内容についての助産師教育機関の専任教員の認識を明らかにするためにWEB調査を行った。 CBT班は、助産学実習を開始する助産師学生に必要とされる助産学実習開始前の「知識」を評価する多肢選択式試験問題をプール化し、ランダム出題が可能なコンピューターネットワークシステムを構築することを目的に、2020年度は①プロトコルの検討、②CBT作問マニュアルの作成、③CBT問題の作成・登録方法YouTube配信用レクチャー動画の作成、④クラウド型Web作問ツールの作成、⑤CBTシステム委託業者の選定、⑥研究倫理審査の承認を得て、「公益財団法人全国助産師教育協議会」の会員校166校の助産師教員代表者に対し、郵送にて作問協力依頼を行った。 OSCE班は、①医学・薬学教育におけるOSCEの情報収集、②助産師教育の現状や社会背景から助産OSCEの位置づけ、目的の検討、③マタニティ期別の必要な技術項目や助産師教育のモデル・コアカリキュラムを参考に19場面のOSCE課題の選定、④評価基準及び実施方法を検討し、評価表、評価マニュアル、運営マニュアル、模擬患者対応マニュアルや患者背景の作成、⑤プレトライアルの実施(2020年12月)、⑥プレトライアルを元に④の再検討、⑦研究倫理審査の承認を得てトライアル助産OSCE準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、対面によるデータ収集が実施できず計画を延期したが、延期した期間内に計画を実行できた。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期した内容を、延期した期間内に実行できたため、研究を進めるにあたって大きな問題はない。
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