2020 Fiscal Year Annual Research Report
子宮頸がん検診受診率向上のための看護職によるスメアテイカー制度の確立
Project/Area Number |
20H04002
|
Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
工藤 里香 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Hanley Sharon 北海道大学, 医学研究院, 特任講師 (80529412)
鈴木 幸子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)
早乙女 智子 (田中智子) 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター, その他部局等, 研究員(移行) (10648489)
松井 弘美 富山県立大学, 看護学部, 教授 (70515725)
岩本 健嗣 富山県立大学, 工学部, 准教授 (40553136)
村田 美代子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (00627002)
小林 絵里子 富山県立大学, 看護学部, 講師 (30584742)
二本柳 圭 富山県立大学, 看護学部, 講師 (90457929)
西村 香織 富山県立大学, 看護学部, 助教 (20846133)
岡田 麻代 富山県立大学, 看護学部, 助教 (30846150)
北島 友香 富山県立大学, 看護学部, 助教 (00846131)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | スメアテイカー / 子宮頸がん検診 / 看護職 / e-Learning |
Outline of Annual Research Achievements |
Covid-19感染流行および感染流行が収束する兆しが見えないこと、集合研修の時間数の多さが参加者への負担になっていることを鑑み、研修の一部をe-Learningの形式にすることとした。まずは研修内容が確立している前段階プログラム(2020年度まで実施していたスメアテイカー養成プログラムの基礎編であり、本研究で開発するプログラムの前段階に位置するもの)のe-Learning化を試みた。講義形式で実施していたものを、それぞれの講師と検討し、映像化することができた。今後この映像をe-Learningシステムに取り込み、集合研修と合わせて1つのプログラムとしていく。またスメアテイカー更新プログラムへも適用していく予定である。 スメアテイカーとしての活躍には一般市民への子宮頸がんに関する啓発活動が含まれる。この啓発活動もプログラム化に取り入れていくため、教材の作成とその教材を使用しての啓発活動を実施した。啓発活動の対象を10歳代・20歳代の女性とし、健康管理や疾病予防としての3冊の冊子(子宮頸がんの予防、月経、ピル)と8枚のパネルを作成した。これらの冊子、パネルと映像を使用して「もっと女の子がHappy!に生きる~自分の身体を知り、自分でコントロールする~」を富山県富山市内で開催した。Covid-19感染予防対策と多くの人へのアプローチを兼ねてオープンスペースでの開催とした。大型ビジョンでの映像の放映、パネル展示、冊子の配布により、対象とした年代以外にも多くの方の参加を得て、子宮頸がん予防についての啓発活動を実施することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Covid-19感染流行の影響により、集合型研修会の開催が出来なかった。そこで集合しない形での研修会を計画した。e-Learningシステムへの変更に時間がかかり、2020年度は研修会の開催をすることができなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
Covid-19感染流行の影響により従来の形式でのプログラム開発は困難であることが明確になったため、e-Learningを用いていくことにより、本研究を推進していく。 これまで対面で実施してきた研究者会議もオンライン会議へと変更していき、それに伴う環境も整備していく。 プログラム開発に関しては、英国におけるスメアテイカートレーニング更新プログラム及び対象となる看護職のレディネスの分析結果からプレプログラムを作成し修正を加えていく。 成果発信として、 学会・論文発表だけではなく、専門職への講演会の企画(海外から講師を招聘しオンライン開催)、一般の方への情報発信としてのホームページや今年度度作成した冊子、パネル、映像を活用していく。
|