2022 Fiscal Year Annual Research Report
Pyrogenic iron: Source attribution of atmospheric bioaccessible iron supplied to the Pacific Ocean
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20H04329
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Research Institution | Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology |
Principal Investigator |
伊藤 彰記 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(環境変動予測研究センター), 主任研究員 (00419144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮川 拓真 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 地球環境部門(地球表層システム研究センター), 副主任研究員 (30707568)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地球環境変化 / 鉱物ダスト / 人為起源鉄 |
Outline of Annual Research Achievements |
鉄以外の発生源ごとの元素濃度比を全球エアロゾル輸送モデルに導入した。そして、多元素のトレーサーを導入することにより、エアロゾル中の元素濃度比を算出した。より具体的には、鉱物起源および燃焼起源エアロゾルに関して、鉄の発生量算出に用いた際のデータベースを基に、他の元素に対しても同様に、発生源ごとに異なる元素濃度比を用いて発生量を算出した。 高時間分解能で、粒径分割された条件でエアロゾルを捕集できるように大気取り込み口を改良した。そのことで比較的高い時間分解能、かつ現場にて粒子径で分割した元素組成の情報を得た。また、燃焼起源の化学物質の発生速度を検証するためにブラックカーボン(BC)のデータも同時に取得した。 多元素エアロゾル輸送モデルを用いて、発生源の強度と分布を与えて、大気中の濃度を算出した。福江島における独自の観測結果に加えて、国際共同研究による様々な海域における観測データを活用し、主要な発生源を推定した。その結果、大気汚染の対策不足により製錬過程から二酸化硫黄と一緒に大気中へ放出される人為起源鉄は、南大洋域への溶存鉄供給にとって、重要な役割を果たしていることを明らかにした。 今年度研究成果は、主著論文2報、責任著者論文1報および共著論文4報の合計7報が受理され、期待を遥かに超える水準で達成できた。様々な国内外の委員活動、共同利用研究集会主催など研究コミュニティへ期待通りの水準で貢献できた。その論文成果に関して、プレスリリースし、社会への貢献も大いに果たした。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] A review of coarse mineral dust in the Earth system2023
Author(s)
Adebiyi, A. A., J. Kok, B. J. Murray, C. L. Ryder, J.-B. W. Stuut, R. A. Kahn, P. Knippertz, P. Formenti, N. M. Mahowald, C. P. Garcia-Pando, M. Klose, A. Ansmann, B. H. Samset, A. Ito, Y. Balkanski, C. Di Biagio, M. N. Romanias, Y. Huang and J. Meng
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Journal Title
Aeolian Research
Volume: 60
Pages: 100849~100849
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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