2022 Fiscal Year Annual Research Report
コーパス分析による書き言葉的「硬・軟」度と話し言葉的「硬・軟」度の語への付与
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20K00655
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
柏野 和佳子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 准教授 (50311147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 直子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (00199936)
佐渡島 紗織 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (20350423)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 文体 / 書き言葉 / 話し言葉 / コーパス / 位相 / 学術的文章 / 文章作成 / 日本語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)本科研の成果の一部を論文「言語研究の成果を発信するさまざまな国語辞典」『文学・語学』(2022年4月)にして発表した。 (2)国立国語研究所 共同研究プロジェクト「多様な語彙資源を統合した研究活用基盤の共創」、サブプロジェクト「学習者辞書用語彙資源の構築」との共催にて、「学習者辞書用語彙資源の構築」共同研究発表(2023年1月)を開催し、本科研の成果の口頭発表を5件行った。「日本語教育の教科書における「考える」と「思う」の分析」星野和子(元駒沢女子大学)、「複合格助詞の位相」丸山直子(東京女子大学)、「『語の文体値データ』について」馬場俊臣(北海道教育大学)、「日本語接続表現の計量的分析」阿辺川武(国立情報学研究所)、「語への位相情報の付与の検討」柏野和佳子(国立国語研究所)、以上の5件である。 (3)国立国語研究所共同研究プロジェクト「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」主催のシンポジウム「日常会話コーパス」VIII(2023年3月)にて、本科研の話し言葉・書き言葉的な語の調査分析結果を反映させた口頭発表「書き言葉的「硬・軟」度と話し言葉的「硬・軟」度の検討」を行った。 (4)対面での打合せを3月に開催し、研究成果のとりまとめと今後の活用について議論した。 (5)話し言葉・書き言葉的な語に、日本語日常会話コーパス(CEJC)、日本語話し言葉コーパス(CSJ)、語の文体値データの情報を付与し、書き言葉的「硬・軟」度と話し言葉的「硬・軟」度を計量するためのデータベースを作成した。
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Research Products
(1 results)