2020 Fiscal Year Research-status Report
衆議院解散限定説の妥当性と議院内閣制主要4カ国との比較憲法的研究
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20K01303
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
沢登 文治 南山大学, 法学部, 教授 (40247672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉持 孝司 南山大学, 法務研究科, 教授 (00153370)
近藤 真 岐阜大学, 地域科学部, 名誉教授 (30170434)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ウェストミンスター / オーストラリア憲法 / 民主主義対民主主義 / 衆議院解散 / カナダ憲法 / イギリス憲法 / ニュージーランド憲法 / 内閣権限 |
Outline of Annual Research Achievements |
活動の種類:打合せを参加者:沢登文治(研究代表者)、および、研究分担者2名(計3名) で、2020年7月29日に実施した。そこで、研究活動の内容として、1. 研究課題全体の目的・計画(当初)の確認をし、具体的には「研究計画調書(様式S-14)」および「交付申請書(D-2-1)」に従って、当初の目的・計画を確認した。また、2. 2020年度の研究目的と計画(変更含む)を実施し、①研究計画の変更:令和2年(2020年)度の海外渡航研究計画がCOVID-19により、ほぼ実行不能のため、次年度に実施することとした。さらに、②共通理解と共通認識を得るために、以下の共通文献を入手して勉強した。・アーレンド・レイプハルト 著・粕谷祐子 訳『民主主義対民主主義 原著第2版』(勁草書房、2014)・沢登文治「解散権の限定と国民投票導入による国政の民主化(1)~(3・完)」、「オーストラリア憲法における議院内閣制と解散権」・沢登が、丸善または紀伊國屋に、次のキーワードで文献探索とリストアップを依頼。(Parliamentary government, parliamentalism, parliament, West-Minster model)3. 研究4年度めに、4カ国から教授を招聘して、シンポジウムを開催する計画に関連して・(公益財団法人)社会科学国際交流江草基金などに応募して資金を得る計画を作成した。4.研究成果については、4年間の研究成果をまとめて、5年度め以降に科研・研究成果公開推進事業によって書籍の出版をするように、3年度4年度に申請を行うこととした。5.その他において、2020年度秋学期に(可能であれば)対面式研究会(合宿)(可能でなければ)ZOOM研究会を実施することとした。その結果、3名で3月10日にZOOM打合せを兼ねて研究会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和2年(2020年)度の海外渡航研究計画がCOVID-19により、実行不能となった。そのため同計画および現地での憲法研究者との対面での打合せを次年度に持ち越すことになった。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年(2021年)度(春学期)の海外渡航研究計画がCOVID-19の拡大により、実行不能となった。同年秋学期以降に持ち越すこととし、全世界の状況の変化を見守る。それと同時に、メール等を利用して、海外の憲法研究者たちとの関係を維持し、意見交換等を継続していく。
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Causes of Carryover |
令和2年(2020年)度の海外渡航研究計画がCOVID-19の蔓延により実行不能となったため、すべて令和3年(2021年)度に持ち越すこととなった。
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Research Products
(4 results)