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2022 Fiscal Year Annual Research Report

経済発展が資源利用に及ぼす影響に関する実証分析

Research Project

Project/Area Number 20K01692
Research InstitutionNanzan University

Principal Investigator

鶴見 哲也  南山大学, 総合政策学部, 准教授 (50589364)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords経済発展 / 資源利用 / 森林資源 / 持続可能な消費 / 生物多様性
Outline of Annual Research Achievements

研究最終年度は経済発展が資源利用に及ぼす影響についてこれまで行ってきた研究について、分析をとりまとめ、論文の執筆を行った。論文は国際雑誌へ投稿中である。
具体的には、経済発展が森林資源の増減に影響し、その結果として生物多様性にどのように影響したかについて、理論モデルを構築し、実証的に検証を行った。特にレッドリストインデックスと呼ばれる生物多様性に関する指標に着目し、生物多様性の状況に影響する要因を明らかにしている。特に経済発展と生物多様性の関係性について、貿易や森林資源、民主化指標といった要因がどのように関係するのかについて、分析を行っている。
また、資源利用に関係のある環境配慮行動すなわち消費行動について、持続可能な消費の観点から、経済発展の段階別にその決定要因について検証を行った。そこでは森林資源など自然とのふれあい量、可処分時間の量といった要因が重要であることが示唆されている。加えて、消費ついて、愛着を持って所有していくことで、単位消費量あたりに得られる幸福度が増大することも明らかとなり、経済発展の度合い別にそうした消費スタイルが変化すること、消費が幸福度に及ぼす影響が異なる可能性を明らかにしている。
以上の研究成果から、研究期間全体として、持続可能な消費を実現していくための学術的示唆および政策的示唆が得られたと考えている。特に、経済発展の段階別に持続可能な消費のあり方を検討できたことは、学術的貢献が強いと考えている。

  • Research Products

    (3 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] サステイナビリティ・サイエンスの展開ー人新世の時代を見据えてー2023

    • Author(s)
      田崎 智宏、亀山 康子、増井 利彦、高橋 潔、鶴見 哲也、原 圭史郎、堀田 康彦、小出 瑠
    • Journal Title

      環境科学会誌

      Volume: 36 Pages: 53~82

    • DOI

      10.11353/sesj.36.53

    • Open Access
  • [Book] 社会問題を解決するデジタル技術の最先端2023

    • Author(s)
      鶴見哲也、馬奈木俊介
    • Total Pages
      23
    • Publisher
      中央経済社
    • ISBN
      978-4-502-44651-1
  • [Book] コロナの影響と政策―社会・経済・環境の観点から―2022

    • Author(s)
      鶴見哲也
    • Total Pages
      20
    • Publisher
      創成社

URL: 

Published: 2023-12-25  

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