2020 Fiscal Year Research-status Report
テーマ型・総合型の教育活動を推進する教員の資質能力に関する日独比較研究
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20K02547
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
望月 耕太 神奈川大学, 経営学部, 助教 (80754605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紅林 伸幸 常葉大学, 教育学部, 教授 (40262068)
山崎 準二 学習院大学, 文学部, 教授 (50144051)
川村 光 関西国際大学, 教育学部, 教授 (50452230)
金子 真理子 東京学芸大学, 次世代教育研究センター, 教授 (70334464)
早坂 めぐみ 秋草学園短期大学, その他部局等, 講師 (70821677)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ドイツ / 教員養成 / 総合的な学習の時間 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナ感染症の拡大を受け、当初の計画を変更し、2020年度は国内での資料調査およびドイツ国内の研究協力者と意見交換を行った。また、ドイツの教員養成制度に関する研究者を招いた研究会を実施し、19世紀から現在までのドイツにおける教員養成制度の変遷について理解を深めた。 研究会は5月と8月に実施し、5月の研究会では3年間の調査研究計画の確認を行った。この時点で、新型コロナ感染症が広がりを見せていたため、年度内は国内外の訪問調査の実施は、様子を見ながらその可否を判断することとなった。その分、資料や文献調査に力点を置くこととした。特に年度内のドイツへの訪問調査の実施が困難なことが予想されたため、ドイツ国内の研究協力者との意見交換を通して、近年のドイツの教育事情について理解を深めていくことが確認された。その後の資料調査を経て、8月の研究会ではドイツの教員養成制度に関する研究者を招き、ドイツの教育に関する情報提供を受け、ドイツの国内の教員養成制度の歴史や近年の動向について理解を深めた。その後は、メンバー間でメールやテレビ会議を通して、資料調査を通して明らかになったことについて情報共有を行い、調査を進めている。なお、ドイツに加え、各メンバーのこれまでの欧州諸国に関する訪問調査の経験をもとに、ドイツとその欧州の近隣諸国との比較調査にも取り組んだ。その調査研究の成果として、論文を1つ発表した。引き続き、国内外の研究協力者と意見交換を行い、研究を進めていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナ感染症拡大を受け、予定されていた調査計画の大幅な見直しが迫られたためである。2020年度はドイツ国内の研究協力者とのメールによる意見交換はできたが、所属先における日々の新型コロナ感染症対策に追われ、十分な情報共有が行うことができていない状況にある。さらに、2021年度に予定している、ドイツ国内の研究協力者との共同研究会やドイツ国内の訪問調査について、現時点では実施の目途がたっていない。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度末には、新型コロナ感染症のワクチンが十分に行きわたっていることがいることが考えられているため、2022年2月から3月にドイツ国内への訪問調査を計画している。2021年8月から訪問先との連絡調整を進め、円滑に計画を実施できるよう準備を進める。また、テレビ会議を活用して、遠隔でも実施できる調査を行う。
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Causes of Carryover |
2020年度は新型コロナ感染症拡大に伴い、予定していた訪問調査の実施ができなかったためである。予定していた訪問調査は、2021年度以降に実施する予定である。
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Research Products
(1 results)