2022 Fiscal Year Research-status Report
テーマ型・総合型の教育活動を推進する教員の資質能力に関する日独比較研究
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20K02547
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
望月 耕太 神奈川大学, 経営学部, 助教 (80754605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
紅林 伸幸 常葉大学, 教育学部, 教授 (40262068)
山崎 準二 学習院大学, 文学部, 教授 (50144051)
川村 光 関西国際大学, 教育学部, 教授 (50452230)
金子 真理子 東京学芸大学, 次世代教育研究センター, 教授 (70334464)
早坂 めぐみ 高千穂大学, 人間科学部, 准教授 (70821677)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ドイツ / 教員養成 / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症の影響および公務多忙により、調査研究が思うように進んでいない状況をふまえ、調査期間を2023年度に延長することを決定した。2022年度のドイツへの訪問調査は断念した。 国内のドイツ教育に関する研究者が実施した研究会に参加し、コロナ禍におけるドイツの学校の教育実践について理解を深めた。 公務多忙のため中断していた共同研究者との研究会を2022年度の後半から再開し、ドイツ国内におけるテーマ型・プログラム型の学習に関する論文執筆に向けて資料収集に取り組み始めている。しかし、2022年度中にはそういった教育活動が正課と正課外の両方で取り組まれていること、その実態は時代やドイツ国内の州によって異なるということまでは明らかになったが、概要を捉えるのみで公表に足る研究成果は得られなかった。 2023年に入ってからは、現地調査の計画を進めている。ザクセン州のドレスデン工科大学の研究者と連絡を取りながら、訪問調査の計画策定に取り組んだ。その結果、2023年の6月にザクセン州のドレスデンに調査を行うことが決定した。同年11月にもドイツ国内の調査を行う予定である。しかし、当初の調査計画時に比べ航空券等の費用が高騰しているため、現地訪問を行う調査者を減らすなどして、対応を考えている。2023年度にはこれらの現地調査の成果をふまえ論文執筆の行いたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
1点目は公務多忙により調査研究を進められない時期が続いているためである。2点目は新型コロナウイルスによる影響でドイツへの訪問調査ができず、思うように研究成果が得られていないためである。 2023年度はドイツへの現地調査が決定しており、研究に関する明るい兆しがみられている。
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Strategy for Future Research Activity |
ドイツ国内での調査を思うように進められていないため、ドイツ国内の特定の地域にしぼった調査研究を考えている。まずは、6月に現地調査が決定しているザクセン州を集中的に調べ、一定の成果を論文としてまとめたいと考えている。その研究成果を発展させる形で、11月の現地調査につなげていきたい。
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Causes of Carryover |
今年度予定していた訪問調査を実施することができなかったため、次年度にドイツへの訪問調査のための調査旅費等を計上することを計画している。訪問調査は、2023年の6月と11月に予定している。
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