2021 Fiscal Year Research-status Report
Clock genotype characteristics of preschool children and regulation of circadian rhythm by physical activity
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20K02627
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小泉 佳右 千葉大学, 大学院国際学術研究院, 准教授 (20425359)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 啓 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学部, 契約職員 (30867916)
窪谷 珠江 植草学園大学, 保健医療学部, 助手 (90611658) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | クロノタイプ / メラトニン / コルチゾール / 歩数 / 代謝当量 |
Outline of Annual Research Achievements |
幼児の就寝時刻が遅く生活リズムが遅滞化している問題の背景には、家庭環境や社会的要因などがこれまでに原因として挙げられてきた。一方で近年、生体の概日リズム形成に関与するいわゆる時計遺伝子の存在や特性が明らかになってきた。時計遺伝子が幼児の生活リズム形成にも影響を与えている可能性がある。そこで本研究では、生涯にわたる生活リズム形成に重要な時期を迎えている幼児を対象にして、リズム形成に対する時計遺伝子の影響について調査することを第1の目的とする。生活リズム形成が環境等の要因だけでなく遺伝子による要因も大きく関与することがわかれば、本人のよりよい過ごしに反映させることができ、さらに個人の特性を踏まえた育児や保育方法の選択が家庭や園で可能となる。また、夜型クロノタイプの遺伝子特性を有する幼児に対して、園生活などの社会リズムとの時差を是正するため、決まった時刻に実施する身体活動が有効かどうか検証することを第2の目的とする。 令和2年度は、研究1として「幼児の生活リズム形成における時計遺伝子が与える影響」について調査する予定であった。しかし、COVID-19拡大防止のために、予定していた幼児を対象とした集団での実験ができなかった。 令和3年度は、COVID-19の感染状況を見ながら、試験的に16名を対象にして実験を実施した。その結果、幼児の遺伝子分析用試料採取方法ないし分析方法に問題が生じており、採取方法を変更するなどの改善策を検討している。 したがって、研究の進捗に遅れが生じている状況である。引き続き、COVID-19の感染拡大防止に留意しつつ、対象者の安全性を確保できる環境下で実験を進めるように準備を進めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度はCOVID-19拡大防止のために、幼児を対象とした集団での実験ができなかった。令和3年度も感染状況に留意しながらの実施であったため、試行的な実験実施にとどまっている。また、幼児の遺伝子分析用試料採取方法ないし分析方法に問題が生じているため、現在は採取方法を変更するなどの改善策を検討しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、現状の課題である幼児の遺伝子試料採取方法ないし分析方法の改善と手法の確定を急いでおり、現在取り組んでいるところである。それ以外の調査手順については問題ないことを、令和3年の試行的な実験実施で確認できている。そのため、遺伝子試料採取等の問題が解決できた段階で、広く対象を募り、調査を進める予定である。 また、今後も感染拡大防止を状況を見て判断していくことになるが、実験に協力していただく対象者の安全性を十分に確保できる環境を整えて、いつでも実験が実施できるように準備を進めたい。 各研究は終了次第、社会への公表のために、学会発表および論文投稿の準備を進める。学会発表はAmerican College of Sports Medicine Annual Meetingあるいは日本体力医学会、論文はjournal of Applied Physiologyあるいは体力科学への投稿を目指す。また、インターネットを利用しての社会発信という方法も検討したい。
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Causes of Carryover |
令和2年度および令和3年度ともに、COVID-19拡大予防のために実験を予定通り進めることができなかった。一方で、いつもでも実験が始められるように、いくつかの備品や消耗品を購入した。残額は、実験実施に合わせて次年度使用額として使う予定である。
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