2021 Fiscal Year Research-status Report
Japan-Korea comparison on versatility and specialty of learning outcomes and occupational competencies in the business field
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20K02986
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
江藤 智佐子 久留米大学, 文学部, 教授 (30390305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉本 圭一 滋慶医療科学大学, 医療管理学研究科, 教授 (30249924)
田中 光晴 国立教育政策研究所, 国際研究・協力部, フェロー (00583155)
椿 明美 札幌国際大学, 人文学部, 教授 (00320581)
古田 克利 立命館大学, テクノロジー・マネジメント研究科, 准教授 (20612914)
和田 佳子 札幌大谷大学, 社会学部, 教授 (80248666)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 職業コンピテンシー / 実務と教養 / 学修成果 / ビジネス分野 / チューニング |
Outline of Annual Research Achievements |
2年目となる2021年度もコロナウイルス感染の影響により、韓国への訪問調査が叶わず、韓国の調査準備は文献研究が中心となった。また当初2021年度に実施予定であったビジネス分野の日韓社会人調査は、モニター型のweb調査での実施を再検討し、韓国サイドのサンプル数の確保可能性ならびに調査実施の可能性を含めた見積書の撮り直しを行った。 また、非資格系の特徴を有するビジネス分野と比較検討を行うために、対置する国家資格系の医療・福祉職の社会人調査を共同科研において実施した。特にエントリーレベルの職業コンピテンシーの共通性と応用能力においてビジネス分野との汎用性を視野に入れた調査設計を行った。 2年目(2021年度)の研究成果は、学会発表15件、雑誌論文等が10件、図書1件である。『実務と教養をつなぐ』(図書)では、日本におけるカレッジレベルの職業基礎教育としての教育プログラムの解明と韓国NCSの職業基礎能力との比較検討ならびに、NQFアプローチを用いた学修成果と職業コンピテンシーの多段階レベルでのチューニングという枠組みを用いた検討を行った。日韓の共通的な職業基礎能力として課題解決や対人能力などの主に3つの能力が抽出され,いずれも講義等のみでは育成が難しく、学外での実習等職業統合的学習(WIL)などの教育方法で育成される能力であった。これらの能力育成は国家資格系でも育成が課題となっている能力であり、看護分野においては、養成機関での実習時間不足を補完する対策として、初期研修のプログラムにおいて省察(リフレクション)によって実践能力を定着させる教育方法が行われていた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウイルス感染の影響により、勤務校での出張制限・対面での会議等の制約が生じたため、調査対象国となる韓国の訪問調査が中止となった。また、研究会や学会等もオンラインでの開催が主流となり、関係機関を通じての調査依頼に困難が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
コロナウイルスの感染状況を考慮する必要があり、韓国への訪問調査は本年度も難しい状況である。サンプル収集の方法をweb調査会社に依頼する方法に変更し、新たに調査方法の見直しを行い調査を実施する予定である。
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Causes of Carryover |
2021年度はコロナウイルス感染の影響により、学内災害レベルのフェーズが引き上げられたことで出張制限、対面での研究会等の開催が禁止された。また海外渡航の規制が生じたことで予定していた韓国への訪問調査が実施できなかった。2022年度は、韓国内で公開されている論文データベースへのアクセスのための登録費用、翻訳費用、web調査のサンプル費用等での研究費使用を予定している。
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