2021 Fiscal Year Research-status Report
study on brief practical training educational method using self-learning program for communication support
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20K03025
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
成田 有吾 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (50242954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井村 保 中部学院大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (50301619)
中井 三智子 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 教授 (60726503)
田中 優司 愛知教育大学, 学内共同利用施設等, 教授 (70377654)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 筋萎縮性硬化症 / 拡大代替コミュニケーション / 遠隔 / 研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度(2020年度)はCOVID-19 pandemicが生じ,その後2021年度末まで感染拡大が断続的に続いた.大学教育においてもオンライン上での講義等が実施された.対象者確保にも支障を来たす一方,本研究テーマである遠隔での研修システムの構築,IT関連と大学教育における各種情報の保護・管理の仕組みへの知識と経験が集積される期間となった.参加5大学での研究倫理審査の承認を経て,自己学習ソフト,eラーニングシステム(Learning Box,株式会社龍野情報システム)に教育内容を掲載し公募を開始した.対面での教育で「たとえ半日のプログラムにおいても受講者にコミュニケーション支援の知識,技術を与え,心理的負担感を軽減する」ことを,遠隔研修においても同等かどうかの検討を開始した.2022年4月までに計21名が2回の研修を完了した.初回と2回目受講(6か月後)の比較にて,プレテスト,ポストテスト,および筋萎縮性側索硬化症の疾患理解に関するテストにおいては差がなかったが,透明文字盤(Flick)および口文字の伝達文字数の増加,visual analogue scale (VAS)でのFlickおよび意思伝達装置使用の負担感軽減が示された.一方,口文字での負担感では有意な低下が示されなかった.口文字においては短期,一度だけの経験では負担感軽減は不十分である可能性があるが,例数がまだ少ないこともあり,2022年度の結果の集積と分析を進める. (文献)1)Ishikawa T, et al. Journal of Communication in Healthcare 14(2): 114-125. 2021. 2) 中井三智子ら.日本難病看護学会誌 2021; 25(3): 291-303.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19のPandemic下でも2021年度末までに合計30回のWeb上の検討会を行い,遠隔での研修資料の構築,IT機器の利用について調整を行い,実際の研修を5大学で開始した.一部の実習ではAAC機器:文字盤および意思伝達装置(レッツチャット)を含めた教材一式を自宅等へ宅配便送付して,完全な遠隔での研修を行った.21例が2回の研修を2021年度末までに完了した.想定対象数より少ないものの,Pandemic下の進捗としては,ほぼ想定内と考える.
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Strategy for Future Research Activity |
既に,遠隔でのAAC研修が実施されている.各大学において対象者の積み増しが試みられている.
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Causes of Carryover |
COVID-19状況下での遅れが生じていたが,今年度前半には解消する見込である.今年度内に当初の使用計画に沿った完了を想定している.
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