2022 Fiscal Year Research-status Report
AIを活用した日本語指導等が必要な子供の困難さ理解の為の教員支援システム開発
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20K03134
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Research Institution | Kyoto Notre Dame University |
Principal Investigator |
太田 容次 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (60435831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅田 真理 宮城学院女子大学, 教育学部, 教授 (50529138)
金森 克浩 帝京大学, 教育学部, 教授 (60509313)
濱田 麻里 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80228543)
丹羽 登 関西学院大学, 教育学部, 教授 (80755843)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自動対話ロボット / 日本語習得 / 教員支援システム / 特別支援教育 / AIチャットボット |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究推進にあたり、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、可能なことを研究分担者と協議の上で進めてきた。これまでに行ってきた14都県市への聞き取り調査結果を基にして、今後の研究推進をどの様にするのか2022年10月28日に京都ノートルダム女子大学にて、2023年2月27日ネット上で協議した。主な内容としては、2022年度までに研究代表者及び研究分担者で実施した聞き取り調査結果を共有した。内容として、教育委員会担当者は義務教育担当、高校教育担当が主で、特別支援教育の教育方法を参考に進めるという文部科学省の方針とは異なる実態がみられた。また、義務教育段階では政令指定都市を除き、設置者が市町村教育委員会であり、都府県教育委員会の担当者には直接的な情報が入っていない現状もみられた。 これらの現状をふまえて、2022年10月30日に日本LD学会第31回大会において、自主シンポジウムを研究代表者、分担者、研究協力者とともに実施した。参会者からは、日本語指導の必要な子供への指導と発達障害のある子供への指導との関連や教員等への支援について、研究目的の意義を踏まえ、本研究の目指す方向について興味関心の高さがうかがえる質疑等が行われた。 一方で、AIチャットボットの機能について、研究協議の中で、さらに良い方法がないかを検討する必要が認められ、次年度の研究の中でデータサイエンスの専門家との連携を含め、より良い方向を探ることとしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症による日本語指導対象児童生徒の多数在籍地域及び学校等への訪問調査が困難な状況のため。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度には、特別支援教育の視点から日本語指導を実施している先進地域を精査し、可能な限り訪問による聞き取り調査を実施する。また、情報共有の手法について、学校等の教員が容易に利用可能な方法を探るため、データサイエンスの専門家との連携を探ることとしている。
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Causes of Carryover |
日本語指導先進地域への訪問調査の新型コロナウイルス感染症対策による未実施とAIチャットボット支払いの未請求のため。2023年度はこれまでの研究成果をもとにした研究発表と今後の研究推進にかかる研究協議、さらに、これまで未実施であった日本語指導に関する先進地域(市町村や学校等)への聞き取り調査を実施したい。
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Remarks |
近年学校現場で急増している日本語指導が必要な児童生徒の指導・支援にあたっている教員等を支援するための研究推進のために設置している。
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Research Products
(4 results)