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2022 Fiscal Year Research-status Report

近年の複合災害から命を守る防災・減災のための市民・子供教育プログラムの開発と実践

Research Project

Project/Area Number 20K04836
Research InstitutionMusashino University

Principal Investigator

伊村 則子  武蔵野大学, 工学部, 教授 (10257074)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石川 孝重  日本女子大学, 家政学部, 研究員 (20151342)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords防災・減災 / 教育プログラム / 学校教育 / 災害種別 / 防災教材 / 防災ゲーム / 事前準備 / シナリオ型
Outline of Annual Research Achievements

1995年阪神・淡路大震災以後も地震被害の惨状が繰り返され、近年は降雨系ハザードが頻発するなど災害リスクが変化してきた。また、日本は高齢社会・人口減少に転じるなど、社会的に災害リスクのとらえ方を変更すべき時期にきている。
複合災害から「命を守る」を共通目標に、地域で実践する防災・減災のための市民・子ども教育プログラムを開発・実践することを最終目的に、昨年度は、防災知識の普及をめざし、防災グッズに関する防災教育ゲームを試作・開発した。防災教育ゲームは首都直下地震に関するシナリオ型の内容となっており、防災グッズの準備を考えることを通して、自助として家族で備える事前準備の重要性を考えてもらうことを目的としている。防災教育ゲームの制作対象を大学生とした。今年度、これらについてまとめて、日本建築学会大会で発表した。
今年度は、西東京市主催の市民向けの防災イベント『防災フェスタinにしとうきょう』(会場:西東京市立田無小学校)に出展し、「家庭の防災を考えてみよう!」をテーマに、昨年度試作開発した防災教育ゲームを実践し検証を行うとともに、子供向けに防災絵本について読み聞かせも行った。また、全国・東京都学校安全教育研究会第46回大会に参加し、文部科学省の学校安全教育の方針についての情報収集と、小学校での研究授業を見学し、タブレットを児童全員必携の、ITを活用した防災授業を見学した。
今後は,これまでに行ってきた学校における防災教育の資料収集・考察を引き続き行い、必要に応じヒアリングなどを追加実施し、また防災ゲームについては市民を対象とした防災イベントなどの場での活用機会を模索し、研究成果の精度をあげる予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

引き続きコロナ禍の下、調査研究活動が自由にできなかったことから、調査方法や研究を進める方法を再考せざるを得なかった。計画通りに研究を進められない中、学校教育における安全教育プログラムに関しては、知恵を絞りほぼ予定通り全国の把握できたが、資料が収集できていない地域もあり、補足調査・分析が必要である。年度末には、全国・東京都学校安全教育研究会が開催される運びとなり、情報収集と小学校での授業見学の機会を得られたが、学校教育現場がコロナ対応で混乱していることから、個別対応に対する配慮が必要であった。今後徐々に対面での調査やイベント等が開催できるようになってきており、そのような計画を実践する必要がある。

Strategy for Future Research Activity

今後のコロナ禍の社会状況によるが、徐々にも対面対応など日常生活が戻りつつある。研究活動に制約がかかるようになることも想定しながら、研究を計画する必要がある。学校教育における安全教育プログラムに関しては、資料収集ができていない地域の補足調査(資料収集)・分析を実施する。本来ならば、実際どのように子どもが使う防災教材や教師が使う指導資料が使われているのか、現場でのモデル授業の見学やヒアリング調査を実施したいが、学校教育現場がコロナ対応で混乱していることから、Zoom活用などをしながら、今年度も引き続き、配慮した方法で、調査を実施したい。また、地域での防災教育の実践事例の収集を行いたいが、地域活動のヒアリング調査やモデル事業の企画についても、学校教育と同様に、対象者に配慮しながら進める予定である。

Causes of Carryover

引き続きコロナ禍により、申請時に計画していた方法、すなわち出張および対面調査などが実施できないために次年度使用額が生じた。使用計画については、コロナ禍による社会状況にもよるが、当初の計画に戻して研究を遂行する予定で計画している。

Remarks

西東京市主催 市民向けの防災イベント『防災フェスタinにしとうきょう』(会場:西東京市立田無小学校 開催:令和4年4月24日)に出展。ブーステーマ「家庭の防災を考えてみよう!」

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 備え意識の向上をめざした防災グッズを学ぶゲームの開発とその検証2022

    • Author(s)
      高谷淑紘,伊村則子,石川孝重
    • Organizer
      日本建築学会大会学術講演梗概集(北海道)(教育)

URL: 

Published: 2023-12-25  

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