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2020 Fiscal Year Research-status Report

Inhibition fo prion-like amplification of a-synuclein by aggresses

Research Project

Project/Area Number 20K07757
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

葛城 美徳  新潟大学, 医歯学系, 助教 (60401759)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野中 隆  公益財団法人東京都医学総合研究所, 認知症・高次脳機能研究分野, 副参事研究員 (30356258)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsシヌクレイン / USP10 / G3BP1 / p62 / パーキンソン病
Outline of Annual Research Achievements

パーキンソン病(PD)は中脳黒質の神経細胞死を特徴とする何知性の神経変性疾患であり、その主たる原因として異常型αシヌクレインの凝集体形成が知られている。近年、この異常型αSがプリオン様の増殖をすることもわかってきた。我々はこの異常型αSのプリオン様増殖が、USP10・p62・G3BP1という3つの因子によって制御されることを示唆する結果を得たため、その機構の解明を目的として本研究を開始した。計画初年度の2020年度は以下の様な研究を実施した。
(1) 遺伝子改変マウスを用いた実験の準備
USP10+/-、Nestin-cre; USP10F/+、G3BP1+/-、Nestin-creG3BP1F/+などのマウスを交配により作成した。これらのマウスを用いて次年度はマウス脳におけるαシヌクレインの挙動や凝集を調べ、PD発症やその前段階にどの様な影響があるか検討する予定である。
(2)αシヌクレイン変異体を用いた解析
αシヌクレインはPD患者に見られる変異体が複数報告されており、そのいくつかは異常凝集に関わるとの報告があるが、詳細については不明な点が多い。これらのαシヌクレイン変異体のうち、USP10やG3BP1、p62との特徴的な相互作用や共局在、あるいはαシヌクレイン変異体の発現量や局在性などに何らかの影響がが見られるか調べた。いくつかのαシヌクレイン変異体では、USP10と共発現した際に、発現量や局在性、繊維性に影響が認められた。現在、よりin vivoに近い条件で確認するため、タグなしαシヌクレイン変異体各種について発現する細胞株の樹立を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

極端に順調に進捗しているわけでもなく、また、全く進んでいないわけでもないので。

Strategy for Future Research Activity

動物実験の準備と、細胞株の樹立を進め、これらの系で解析する予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学会参加出張費を想定していた分の予算を消費できなかった。予定していた出張関連費11万円ほどは、次年度の研究活動の物品費等に組み込むのが妥当と判断した。

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Published: 2021-12-27  

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