2023 Fiscal Year Research-status Report
AR(拡張現実)を利用した腎細胞癌に対するCTガイド下凍結療法の開発
Project/Area Number |
20K07999
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
牛島 泰宏 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40432934)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 雄一郎 九州大学, 医学研究院, 助教 (00844804) [Withdrawn]
西江 昭弘 九州大学, 医学研究院, 教授 (20457427) [Withdrawn]
石松 慶祐 九州大学, 大学病院, 助教 (20800147)
高山 幸久 九州大学, 大学病院, 助教 (60546563) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 拡張現実 / 腎細胞癌 / 凍結療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度も、「腎細胞癌に対する凍結療法の症例」に関しては、順調に推移しており、約40症例を施行した。ほぼ全例において、治療前に造影CTをはじめとした画像を撮像しており、ワークステーションで3D画像を作成した。「診断画像で得られた腎臓の3次元画像を、術野(体表)に反映させる手法を確立すること」に関しては、ARデバイス(Hololens)の設定に取り掛かっているところであるが、設定に手間を擁している状態である。近年新たなARデバイスが他社からリリース予定とのこともあり、状況次第では、ARデバイスの変更も検討している。学会発表、論文作成については、Diagnotid and Interventional Radiology に「Effect of lipiodol marking before CT-guided cryoablation on the outcome of sporadic renal cell carcinoma」が掲載された。第52回日本IVR学会にて「小径腎細胞癌に対して凍結療法を施行した後期高齢者の治療後経過についての検討」のタイトルで口頭発表を行った。現在英文論文を作成中で、近日中に投稿予定である。第10回泌尿器画像診断・治療技術研究会で「右腎摘出、左腎部分切除後のVHL 病関連腎細胞癌に対し計8病変に凍結療法を施行した1例」の発表を行った。その他、啓蒙活動として若手医師向けの教育講演や小用紙への投稿を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍で研究環境の制限が続いた影響で、当初の計画からはさらに遅れた状況となっている。ARデバイスの調整に難渋している。研究機関を来年度までに延期申請した
|
Strategy for Future Research Activity |
ARデバイスを用いて「診断画像で得られた腎臓の3次元画像を、術野(体表)に反映させる手法を確立すること」については、デバイスの設定に難渋しているが、新なARデバイスが複数開発されており、それらの使用も検討する。
|
Causes of Carryover |
コロナ禍の影響が尾を引いたこと、円安の影響で海外学会出張費の高騰で、旅費の使用が無かった。 学会参加などの旅費に使用予定である。それ以外では、各種ARデバイスの購入費用に充てる予定である
|