2021 Fiscal Year Research-status Report
MR画像による脳内老廃物排出経路としてのくも膜下腔フルイドダイナミクス検討
Project/Area Number |
20K08020
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田中 壽 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (40294087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉山 顕次 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20426498)
武石 直樹 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (30787669)
和田 成生 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (70240546)
クー ウイミン 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (70591022)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 脳脊髄液 |
Outline of Annual Research Achievements |
老廃物を含んだ脳脊髄液の挙動をT2値および見かけの拡散係数を測定することにより解析中である。 2022年4月の日本医学放射線学会において、老廃物を含むと考えられる拡散係数が脳表、時に上矢状静脈洞近くに多く観察されることを報告した。また同学会において、解析手法として用いているnonnegative least squares法の限界を報告した。 現在年齢による差が認められるかどうかを調べている。具体的には20代の方10名、60代以上の方10名のデータはすでに取得し、場所により年齢差があることを確認している。さらにっ症例数を増やし、2022年秋の学会で報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
方法はすでに確立したが、睡眠研究でのボランティア数が不足しているために計画より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
年齢差による違いがあるかどうかを、若年者15名程度、高齢者15名程度を測定し比較する予定である。また脳波計をつけての睡眠の影響を5名程度測定し、睡眠と脳脊髄液の挙動を調べる。
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Causes of Carryover |
計画が遅れているいるためと、新型コロナウイルス感染のために国際学会がweb開催になったため支出が予想より少なかったため。
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Research Products
(1 results)