2023 Fiscal Year Annual Research Report
悪性腫瘍におけるテロメア伸長及び放射線内照射治療への影響に関する研究
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20K08074
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Research Institution | National Cancer Center Japan |
Principal Investigator |
稲木 杏吏 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (40645131)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧 淳一 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (10251927)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 核医学治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度のデータに追加するため、前年度同様、ヌードマウス(BALB-c nu/nu)に神経芽腫細胞であるSH細胞及びF1細胞を皮下投与して担癌マウスモデルを作製し、神経芽腫細胞に発現するuptake-1受容体を介して腫瘍内に取り込まれるI-131MIBGを投与、SPECT/CTにより腫瘍へのI-131MIBGの取り込みを定量的に評価後、その後摘出し、Flow-FISH法によりテロメア長の変化を観測したところ、前年度同様にテロメア長と投与放射能濃度(腫瘍への照射線量)には有意な関係がみられなかった。そのため、Flow-FISH法に代わる方法としてピロール・イミダゾールポリアミド化合物(PIPA)を利用した蛍光プローブを用い、蛍光顕微鏡による陽性細胞数の計測とフローサイトメトリーによるテロメア長の半定量評価を実施したが、Flow-FISH法と同様にI-131MIBGの投与放射能濃度(腫瘍への照射線量)との間には有意な相関は見られなかった。 一方、in-vivo imagingを企図し、並行してPIPAにRIを標識したRIプローブの作成を試み、PIPAへの放射性ハロゲン(I-125)の導入を試みた。I-125標識PIPAを担癌マウスモデルに投与し、SPECT/CTによるイメージング及び摘出後のオートラジオグラフィによるイメージングを行った。しかし、in situ細胞内への取り込みは極めて低く、正常組織と比較した腫瘍内への取り込み量増加は観察できなかった。
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