2021 Fiscal Year Research-status Report
肺癌の定位放射線治療における個別化ゲノム医療の探求
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20K08080
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
田中 秀和 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30509782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椎木 健裕 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (30610456)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 放射線治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
臨床研究においてはデータの集積は概ね終了している。集積したデータは年齢、性別、腫瘍サイズ、遺伝子異常/変異の有無、放射線治療実施日、照射線量、照射回数、照射後の局所制御の有無、局所制御期間、領域制御の有無、領域制御の期間、遠隔転移の有無、遠隔転移が生じた時期、生存の有無、生存期間、死因を抽出した。また遠隔転移に対して緩和的放射線治療を行った41症例においても患者の年齢、性別、腫瘍サイズ、遺伝子異常/変異の有無、放射線治療実施日、照射線量、照射回数、照射後の局所制御の有無、局所制御期間、生存の有無、生存期間、死因である。現在はこのデータ解析を進めている。 また当初の予定通りin vitroの研究も進めており現在は遺伝子変異を有する細胞株と遺伝子変異を有さない細胞株へ照射を行いコロニー形成試験を進めている。引き続きvitroの実験を追加していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ渦の影響でフリーザーの納入が遅れたため、基礎実験の開始が予定より数か月遅くなったが、その後は予定通りの実験ができている。現在は複数の細胞株に対するコロニー形成試験を進行中である。全体としてはわずかな遅れのみであり概ね想定範囲内である。
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Strategy for Future Research Activity |
やや遅れはあるものの概ね順調に進展しており、引き続き研究を遂行していく。令和4年度は予定通りコロニー形成試験に続いて免疫染色による放射線感受性に関する試験を遂行する。
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