2021 Fiscal Year Research-status Report
新生児低酸素性虚血性脳症の発達予後予測マーカーの確立
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20K08247
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Research Institution | Kanagawa Children's Medical Center (Clinical Research Institute) |
Principal Investigator |
柴崎 淳 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 医長 (30540471)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
富安 もよこ 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 分子イメージング診断治療研究部, 主幹研究員 (10443079)
相田 典子 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター(臨床研究所), 臨床研究所, 部長 (20586292)
丹羽 徹 東海大学, 医学部, 教授 (60315801)
森崎 菜穂 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 社会医学研究部, 部長 (90721796)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 発達予後 / MRI / 拡散強調画像 / MRスペクトロスコピー / 新生児脳症 / MRS |
Outline of Annual Research Achievements |
当院と量子科学技術開発研究機構(旧放医研)でMRSの脳内代謝物濃度定量化に関する共同研究を実施している。当院での新生児脳症のほぼ全例について、臨床ルーチン脳MR検査の際にADC値とMRSデータ(TE/TR=30/5000ms)を収集し、生後18ヶ月での予後予測性について検討した。この結果をThe Journal of pediatrics. 2021;239:101-109, doi: 10.1016/j.jpeds.2021.08.011.に報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
The Journal of pediatrics. 2021;239:101-109, doi: 10.1016/j.jpeds.2021.08.011.に報告をした。現在、6歳予後についても順調にデータ集積が出来ており、ADC値とMRSデータとの関連を検討する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の成果が単施設だけではなく、多施設でのMRI検査データが同様に有用であるかどうかを検討する予定である。
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Causes of Carryover |
現在、投稿中の論文があり、英文校正費用が必要である。また現在も発達予後データを収集中であり、発達予後評価のための人件費が必要である。
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