2022 Fiscal Year Annual Research Report
冠動脈分岐部病変に対する理想的なステント留置方法に関する検討
Project/Area Number |
20K08480
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
久米 輝善 川崎医科大学, 医学部, 講師 (60341088)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上村 史朗 川崎医科大学, 医学部, 教授 (60224672)
山田 亮太郎 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70388974)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 冠動脈ステント / 分岐部治療 / 血管内イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
左冠動脈主幹部の分岐部病変(分岐角度70度)を模した人工血管ベンチモデル(主枝近位部4.1㎜、主枝遠位部3.5㎜、側枝3㎜)を作成し、Long overlapping KBI(Long-KBI)、Minimal overlapping KBI(Mini-KBI)、Proximal balloon edge dilation (PBED)法の3群比較を行った。最終的なステントの変形や側枝入口部のJail率に差があるかどうかを3D-OCT・小型内視鏡カメラを用いて比較検討した。本研究では合計15本の冠動脈ステント(Xience Sierra)を用いた。主枝近位部のステントEllipticity比はPBED群で有意に良好であった(1.02±0.02, 1.48±0.11, and 1.08±0.05, p=0.003)。主枝近位部・遠位部のステント圧着不良もPBED群でLong-KBI群と比較し有意に低値であった(proximal: 0.0±0.0 %, vs. 9.1±3.4 %, p<0.05, distal: 3.4±1.7 %, vs. 8.3±2.9 %, p<0.05)。側枝入口部のJail率は3群間で有意差を認めなかった。 分岐部病変をシングルステントで治療する場合、我々が考案したProximal balloon edge dilatation technique: PBED法を用いた分岐部ステント留置法が、これまで広く行われてきた2本のバルーンで分岐部病変を拡張させるKissing balloon inflation(KBI)法と比較して、最終的なステントの変形や圧着不良が良好で、側枝入口部のJail率に差を認めなかった。
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Research Products
(4 results)