2021 Fiscal Year Research-status Report
「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」喀痰総論の改訂に向けたエビデンスの構築
Project/Area Number |
20K08545
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
金子 猛 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (90275066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武山 廉 東京女子医科大学, 医学部, 臨床教授 (00339003) [Withdrawn]
原永 修作 琉球大学, 病院, 特命准教授 (10381237)
寺田 二郎 千葉大学, 真菌医学研究センター, 特任教授 (20400898)
原 悠 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70806299)
迎 寛 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80253821)
堀田 信之 横浜市立大学, 附属病院, 講師 (50616448)
桂 秀樹 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (20277213)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 喀痰 / ガイドライン / 血痰 / 喀血 / 急性気管支炎 / 抗菌薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究については、研究課題「「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019」喀痰総論の改訂に向けたエビデンスの構築」として、研究代表機関である当院IRBにて、2021年1月8日通過済みである(IRB approval number:B201200013)。研究は下記の3つのドメインで構成されている。①血痰と喀血の原因疾患調査(Retrospective study=Study A)②急性気管支炎における喀痰の膿性化に対する抗菌薬投与の実態(Prospective study = Study B)③喀痰の色調と臨床背景調査(Prospective study=Study C)また、本研究は多施設共同研究であり、下記研究協力機関でも各々の施設のIRBを承認通過している。 東京女子医科大学医学部呼吸器内科、長崎大学医歯薬学総合研究科(医学系) 呼吸器内科、琉球大学医学部附属病院呼吸器内科、国際医療福祉大学成田病院呼吸器内科 ①については、データの集積と解析を実施し近々発表予定である。②③についてもデータの集積を開始し、令和5年度にはデータの集積を終了する予定。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当院IRBを2021年1月8日に承認を受け(IRB approval number:B201200013)、2021年3月12日に上記研究協力施設に対して「研究に関するキックオフmeeting」を実施した。多施設との合同カンファレンスを随時行い、Study A、Cに関しては調査項目を多くすることとし、当院IRBにて2021年10月13日に変更申請の承認を受けた。Retrospective studyであるStudy A(血痰と喀血の原因疾患調査)に関しては、各病院でのIRBが通過し次第、各病院ごとに症例収集を開始している。横浜市立大学、琉球大学、国際医療福祉大学はIRBを通過しているため、すでに3施設での解析を行っている。Study B(急性気管支炎における喀痰の膿性化に対する抗菌薬投与の実態)については、当初のRetrospective studyだと、抗菌薬投与後の効果判定の方法・時期が各施設により異なり、正確な評価が困難であるため、Prospective studyに変更する方針とした。Retrospective studyからProspective studyへの変更のため、当院IRBにて、2022年3月1日に変更申請の承認を受けた。各施設でも当院IRB通過証明書を基にIRBへ変更申請を行い、通過し次第、症例収集を開始する。 上記記載のように、Prospective studyへの変更など研究デザインの変更とそれに伴うIRB通過を要したため、進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
Retorospective studyであるStudy Aについては、当施設を含め承認が得られた施設においてデータを抽出・蓄積して統計解析を開始している。Prospective studyであるStudy B、Cについても、各施設のIRBの承認を待って、研究を開始する。
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Causes of Carryover |
研究承認が遅れ、研究に必要な物品の購入が遅れているため。
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