2021 Fiscal Year Research-status Report
Cytoskeleton-YAP axis regulates lung cancer resistanc: From mechanism to therapy
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20K08580
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Research Institution | Miyagi Prefectural Hospital Organization Miyagi Cancer Center |
Principal Investigator |
福原 達朗 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 特任研究員 (80400365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 伸幸 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん先進治療開発研究部, 部長 (60280872)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | がん / 細胞骨格 |
Outline of Annual Research Achievements |
EGFRチロシンキナーゼ阻害剤は非小細胞肺癌(NSCLC)に対する優れた治療薬であるが、耐性が課題である。TKIや化学療法に抵抗性を示す症例は多いが、その機序は不明である。一方、多くの癌で高頻度に認められる細胞骨格系の活性化はHippo経路のエフェクターであるYAPを活性化することが明らかとなった。本研究では、機械的ストレスがYAPを活性化し悪性化を誘導するという仮説を立て、耐性獲得における細胞骨格-YAP系の役割と両者の連携による耐性獲得機構を解明することを目指す。本年度は、肺癌における細胞骨格-YAP系の活性化の仕組みの解明として、EGFRシグナルによるYAP活性化を解析した。EGFR変異(L858R/T790M)を有するH1975細胞を用いて、TKIによるYAPリン酸化を解析したところ、YAPリン酸化が上昇していた。一方、YAPの標的遺伝子を定量したところ、EGFRシグナルにより転写活性化が認められた。さらに多種の肺癌細胞を用いた解析を行い、シグナル伝達とYAP活性化の関係を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り肺がんに関する実験が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通り研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
研究試料特に細胞樹立に時間がかかり一部研究が次年度になったため。全体計画に変更はない。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] A Prospective Observational Study of Osimertinib Using Plasma Concentrations in NSCLC With Acquired EGFR T790M Mutation.2021
Author(s)
T. Nakagawa, T. Fukuhara, K. Imai, R. Igusa, H. Yokota, K. Watanabe, A. Suzuki, M. Morita, A. Inoue, M. Miura, Y. Minamiya, M. Maemondo
Organizer
2021 World Conference on Lung Cancer
Int'l Joint Research