2020 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of CDCA1-OSNA assay for limited resection of non-small lung cancer
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20K09167
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
鈴木 実 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (80312940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 公英 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (20448525)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 非小細胞肺癌 / リンパ節転移 / OSNA |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)CDCA-1-OSNAの確立 まず、CDCA-1をターゲットとしたOSNA法の実現を目指し、65℃の一定温度で進行するRT-LAMP法の開発のためのプライマー設計を行った。Cell lineを用い、サーマルサイクラーで反応を行い、吸光度で定量する系を作成して、OSNA法で使用できる試薬の作成、機器の借用をシスメックス社と交渉したが未だ実現に至っていない。 (2) 手術検体でのOSNA法の実施 患者に同意を取得し、凍結保存した郭清リンパ節の一部を用いてOSNA法を行うために、機器の貸し出し、試薬の提供をシスメックス社と交渉したが、受託で解析を依頼するほうがコストを低減できるとの結論に達し、2018年から2020年までの250症例の肺門リンパ節と縦隔リンパ節を各1検体の合計500検体をシスメックス社に提出し、CK19をターゲットとした従来法のOSNAでのリンパ節転移の検出を行った。解析できた症例は246例、病理診断と照合するとシスメックス社推奨の基準で解析すると感度44.1%, 特異度98.0%となった。基準より解析したリンパ節の重量が少ない検体が多かったため、基準値の設定を見直すなど更なる解析が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定している実験はおおむね予定通りに進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
現在(2)の結果の解析と予後DATAの集積を行っており、また抽出したRNAを用いてCDCA-1のReal-time PCRの試行を準備している。上記結果を解析し、論文執筆、学会発表を目指している。
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Causes of Carryover |
施行予定であった実験がコロナウイルス流行のため試薬の到着遅れのために遅延しているため
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