2023 Fiscal Year Annual Research Report
New insights on Clinical potential of IgM antibodies in transplantation
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20K09525
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Research Institution | National Center for Child Health and Development |
Principal Investigator |
松田 佳子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, RI管理室, リサーチアソシエイト (90790303)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 制御性B細胞 / IgMメモリーB細胞 / Transitional B cell / B細胞レセプター / Tool-like receptor9 / CpG-ODN / IL-10 |
Outline of Annual Research Achievements |
IgMメモリーB細胞を含めた、B細胞分画の免疫抑制機能への影響を明らかにするために、in vitro抗体関連型拒絶反応モデルを作成した。in vitroモデルにB cell receptorからの抗原刺激の代替として、AffiniPure F(ab') Fragment Goat Anti-Human IgM, Fc5μ fragment specific(anti-IgM)とTLR9リガンドとしてCpG-ODNを添加した。IgM BCRにより、抗原と相互作用の上、認識され、B細胞に取り込み、ヘルパーT細胞などに抗原提示される。TLR9は細菌やウイルスに由来する、CpGモチーフを有するDNAを認識して活性化するがこれらのシグナルの組み合わせは自然免疫、獲得免疫のバランスの維持、抗原特異的B細胞の分化、増殖、抗体産生細胞への分化の調節に働きdisease pathogenesisをregulateするとの報告を認める。これらのシグナルが、IL-10enriched B細胞subsetの分化、機能への関与法も明らかにした。最初にB細胞分画ごとにIL-10発現率を比較検討したところ、IgMメモリーB細胞とTransitional B 細胞で有意に高発現していた。anti-IgMとCpG-ODNはanti-IgM添加群において有意にCpG-ODNは濃度依存性にIL-10 enriched B細胞分画の分化を抑制していることが明らかになった。よってin vivoにおける、検証も必要であるが、in vitro findingsより、CpG -ODNシグナルの遮断はB cell mediated disease発症、病態の進展抑制に有効である可能性が示唆され、新たな制御法の開発につながる可能性が期待された。
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