2022 Fiscal Year Research-status Report
Development of a novel oral cancer treatment using photodynamic therapy using blue light
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20K10127
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
吉野 文彦 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (20308307)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 彩佳 神奈川歯科大学, 歯学部, 准教授 (00609414)
居作 和人 神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (90257296)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 光線力学療法 / 殺細胞効果 / 青色光 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,5-アミノレブリン酸 (5-ALA) を細胞に適用後に代謝変換されたプロトポルフィリンIX (PpIX) に対して光照射を行い,癌殺細胞効果を検討することである。本年度は,これまで確立してきた光線力学療法の実験条件に基づき,培養細胞(歯肉癌由来細胞株 (Ca9-22) およびヒト口腔扁平上皮癌細胞株 (HSC-3))に対する光線力学療法(PDT)を実施した。また,光源としてLEDを使用し,出力波長は研究課題である青色光(449.36 nm)を用い,比較対象として従来のPDTに使用される赤色光(617.04nm)を用いた。 その結果,赤色光照射ではCa9-22および HSC-3 の両細胞に対するPDT効果は確認されなかった。一方,青色光照射では,HSC-3に対してはPDT効果が認められなかったが,Ca9-22に対しては優位なPDT効果が認められた。また,各種光単独照射ではPDT効果は確認されなかった。今後は,本実験で認められたPDT効果が光照射により生じる酸化ストレスに起因するものであるかを検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
Covid-19 のため,試薬調達や細胞購入に時間を要し研究の開始が遅れた。加えて,本実験計画遂行に係る共同研究者の時間的制約のため,実験をするための時 間が著しく減少し,研究計画が予定より遅滞している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに確認された癌細胞に対するPDT効果のメカニズムを検討するため,酸化ストレス分析を中心として生化学的解析を実施する予定である。また,in vitro の結果を国際雑誌へ投稿する予定である。
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Causes of Carryover |
予定された学会参加がコロナ禍で実施できなかった。
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Research Products
(2 results)