2020 Fiscal Year Research-status Report
定量評価に基づく顎骨再建シミュレーションと高精度手術デバイスの開発
Project/Area Number |
20K10184
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
上田 順宏 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (40571005)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 恵 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (10362526)
桐田 忠昭 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70201465)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 顎骨再建 / 下顎切除 / 手術シミュレーション / 手術デバイス / 口腔癌 / MRONJ / ORN |
Outline of Annual Research Achievements |
審美的な顎骨再建を行うため、術前シミュレーションはわれわれが提案する「形状誤差」を指標とした。 術中に下顎区域切除を行う際のガイド、区域切除後の下顎骨片を元の位置で適切に維持するリポジショニングプレートは、3Dプリンターにて作製した顎骨の3Dモデルを用い症例ごとに作製した。腓骨の骨分割に用いるガイドは、術前シミュレーションの結果を元に高精度手術デバイスの試作品を使用し、シミュレーション結果を反映した。現在、試作品の改良を行っている。今後、これらの結果を第66回(公社)日本口腔外科学会 総会・学術大会にて発表予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染拡大により、手術デバイスの開発における打ち合わせや実際の開発工程が大幅に遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
手術デバイス(下顎切除ガイド,腓骨骨切りガイド,下顎メモリープレート)の開発を行う。完成した手術デバイスにより手術を施行された症例の術後画像(骨レベル)のによる3次元的評価と3次元評価を行う。また、3Dカメラによる画像データ(軟組織レベル)より,患側および健側(左右)を重ね合わせて対称性をソフトウェアにて評価する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の蔓延により、高精度手術デバイスの開発打ち合わせや開発作業に大幅な遅延を認めたため。
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Research Products
(9 results)