2021 Fiscal Year Research-status Report
母子手帳記録からみる適切な時期の予防接種に関連したアリゴリズムの作成について
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20K10501
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
南 まりな 高知大学, 医学部, 特任研究員 (90625013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
下嶽 ユキ 高知大学, 医学部, 客員准教授 (40746880)
栄徳 勝光 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 講師 (50552733)
寺内 芳彦 高知大学, 医学部, 客員助教 (80821024)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 予防接種 / 母子手帳 / JECS |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度では2020年度に続き、新型コロナウィルス感染拡大防止のために、研究打ち合わせも自粛傾向にあり、限られた環境の中で研究を行う必要があり苦難した。しかしながら、Web会議などにより、遠隔でも研究打ち合わせなど積極的に行い、特に小児科医との議論を重ね、研究を進めることができた。用いる画像データの情報をプールするロジックとシステムの開発や、基礎情報の積み上げなどにも時間を要している。他の質問表からの情報収集や、データの補完についても現在検討中である。おそらく他の質問表からの予防接種データの補完が可能となると、解析についてのある程度の見通しができる。画像データの目視での確認についても、人件費を充てて対応していく予定であるが、データの扱いなどで慎重に行う必要がある。画像データの電子的な読み込みについては、まだ課題が残っているために、さらに情報収集を行う予定である。 データは現在1431件(当該年度420件)件蓄積されている。当該年度は新型コロナウィルス感染拡大防止のために、データ収集場所である学童期検査の実施を引き続き慎重に行ったため、当初予定の人数の確保にならなかったが、解析に必要な情報は確保できつつある、今後さらにデータ数を増やす予定である。2022年度がデータ収集の最終年度となるために、データ収集終了後、早めにデータクリーニングなどを行い、統計解析が可能な状態にすることが目標である。データ固定後は、小児科医と議論を重ね、課題を解決し、学会発表を目指し内容をまとめていく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集場所である、エコチル調査学童期検査も調査の実施を慎重に行ったために、当初の予定数を確保できなかった。しかしながら、一定の解析に耐えうる対象者数は確保できつつある。画像データの解析については、まだまだ課題が残っているために、さらに情報収集を行う必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集作業が終了し次第、データクリーニングやデータの補完等を行い、統計解析を開始する予定である。2021年度同様、データ収集及び、画像認識のための読み込みへの情報収集は引き続き行う。 既存資料(現在までの取集データ)の利用など、研究計画当初は発想になかった点についても、外部への委託も含め検討したい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大防止のために、研究打ち合わせのための旅費の執行がなかった。 研究補助の謝金の執行についても、学生の学内立ち入り禁止などが発生したために、執行に至らなかった。 次年度の使用計画としては、画像の読み取りの精度向上のために、外部へのシステムの委託を含め検討をする。
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