2020 Fiscal Year Research-status Report
オンラインシステムを活用した臨地実習における教育実践能力育成プログラム開発
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20K10589
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
中川 名帆子 常葉大学, 健康科学部, 講師 (10760754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 真人 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (00760745)
鷲野 嘉映 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 研究員 (90220855)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護教員 / 臨地実習 / オンライン教材 / 新任看護系大学教員 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、新任看護系大学教員が自ら必要な臨地実習に関する教育実践能力を獲得するためのICTを用いた教育実践能力育成プログラムを開発し、その教育効果を得ることである。研究初年度は、臨地実習における教育実践能力育成のための教育内容を決定することを目的に活動する。 内容として、臨時実習における教育実践に関連する文献の検討と臨地実習における教育内容、新任看護系大学教員に必要な臨地実習における教育実践能力を抽出することである。文献から臨地実習における教育実践能力を抽出し、アイテムプールを作成する。そのアイテムプールをベテランの看護系大学教員を対象に、デルファイ法を用い新任看護系大学教員にどのような状況下でも必ず必要となる臨地実習における教育実践能力として必要な能力を精選する。この調査結果を基に新任看護系大学教員に必要な臨地実習における教育実践能力育成のプログラム内容とオンライン教材のコンテンツを決定する予定であった。 初年度は新型コロナ感染症に関する諸事情により、アイテムプールの抽出まで実施した。研究代表者(高橋)が主に書籍から、研究分担者(岐阜医療科学大学 小西)が研究報告・雑誌等から臨地実習における教育内容、評価に関する文献を抽出し、アイテムプールを作成した。各研究者がアイテムプールの項目に重複・不足がないかを確認したのち、研究者間での検討をオンラインで実施した。しかし、細部のすり合わせが不足している。オンラインでの十分な検討ができていないことがあるため、アイテムプールの熟考が必要である。さらにアイテムプールが完成し、アンケート調査を行う前に、看護教育および教育実践のスペシャリストにスーパーバイズを受ける予定としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の流行に伴い、昨年4月以降の講義・演習・実習等各科目をオンラインで実施する対応に追われ、研究活動に支障を来した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は研究代表者が産・育休に入るため、次年度に昨年実施した文献検討・教育内容の抽出を行った内容に基づき、臨地実習における教育実践能力育成プログラム内容の決定、オンライン教材のコンテンツの検討を進め、オンライン教材の制作を同時に進行させる。その翌年、教育実践能力育成プログラムの提供と評価を実施する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行により、予定していた調査の遅延があったため。
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Research Products
(1 results)