2022 Fiscal Year Research-status Report
オンラインシステムを活用した臨地実習における教育実践能力育成プログラム開発
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20K10589
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Research Institution | Fukuyama Heisei University |
Principal Investigator |
高橋 名帆子 福山平成大学, 看護学部, 准教授 (10760754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小西 真人 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 講師 (00760745)
鷲野 嘉映 岐阜聖徳学園大学, 看護学部, 研究員 (90220855)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 新任教員 / 看護系大学 / 看護学実習 / 看護学実習指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護学実習指導時に必要な教育に関する知識と技能のミニマムリクワイアメントの明確化を目的に、以下の調査研究を行った。 本研究は、デルファイ法を用いた量的記述的研究である。研究対象者は全国の看護系大学の教授・准教授とした。質問紙は、文献を基に独自に作成した。臨地実習指導に必要な130項目の知識・技能を抽出し、過不足がないことを確認した。質問紙の信頼性と内容的妥当性は、パイロット調査で確認した。5段階リッカートスケールを用い,以下の状況を想定し、回答を求めた。「新任の助教もしくは助手」「大学教育経験なし」「1か月後から臨地実習指導」「教授や准教授は、常に同行しない」である。質問紙調査は3回行い、質問とフィードバック、意見の再考の過程を繰り返した。第1回調査時のみ、過不足の項目に対する自由記述欄を設けた。分析は、スケールの必要とどちらかといえば必要を同意とみなし、同意率を51%で設定した。本研究は探索的調査であるため、同意率が51~69.9%を低い同意,70~79.9%を中程度,80%以上を高いと分類した。本研究は、所属大学の倫理審査委員会の承諾を得て(承諾番号4-4)実施した。 全国の看護系大学302課程のうち52課程から研究協力承諾、191名の研究参加同意が得られた。回収数は、第1回調査は191、第2回調査は135、第3回調査は120であった。自由記載欄に記載された内容を「その他」に検討・追加したため、第2回調査から調査項目は140項目となった。同意に至った項目は、136項目であった。高い同意率の30項目は、「実習における学習活動と教授活動」および「実習で求められる教師の能力」と「その他」の項目に集中した。 この結果を基に、今後は新任教員の教育プログラムを構成していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍において1年目および2年目の調査計画に遅れがでた。その後、研究責任者の産休にて期間延長をしたが、まだ遅れを修正できていない。
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Strategy for Future Research Activity |
デルファイ法で得られた結果を基に、新任教員に対する臨地実習指導に必要な知識と技能の教育プログラムを構成する。計画通りオンラインで教育プログラムを提供できるよう提供方法を考え、システムの構築を図る。 教育プログラムは、7月までに構築する。10月目でに、そのプログラムの最適な提供システムを、専門家のアドバイスを受け設定する。
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Causes of Carryover |
研究の進行が遅れ、今年度オンライン教材の制作に取り掛かる。 そのため、今年度ビデオカメラなど、教材制作に必要な物品の購入をする。
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