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2021 Fiscal Year Research-status Report

新たにエコーを導入した基礎看護技術演習の学習効果

Research Project

Project/Area Number 20K10590
Research InstitutionThe Japanese Red Cross Toyota College of Nursing

Principal Investigator

巻野 雄介  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (10635410)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 聡子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (80285238)
中島 佳緒里  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 准教授 (90251074)
竹内 貴子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 講師 (70387918)
加藤 広美  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教 (30744726)
高下 翔  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助手 (50869831)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords看護学生 / 人体の構造と機能 / 看護基礎教育
Outline of Annual Research Achievements

人体の構造と機能に関する知識は、看護を実践する上でも重要な知識であるが、難解さやイメージのしづらさから看護とのつながりが意識しにくく、苦手意識を抱えている看護学生も多い。本研究はこの問題解決に向けて、看護基礎教育の中でも特に基礎看護技術の演習にエコーを導入することで人体の構造と機能の知識やそれに対する関心を高めることができるかどうかを検証することを目的としている。
その第一段階として、看護学生が人体の構造と機能に関する知識を看護に活用する上でどのような困難に直面しているのかを明らかにすることを目的にグループインタビュー調査を行った。対象者をA看護系大学に所属する3年次生とし、2022年3月~5月にかけて実施した。グループインタビューは計3回実施し、対象者数は1回目3名、2回目4名、3回目4名の計11名であった。インタビューは、インタビューガイドを用いた半構造化面接とし、人体の構造と機能の知識習得に関する内容を質問項目とした。分析は質的記述的分析とし、逐語録から、対象者の人体の構造と機能に関する知識に対する認識、人体の構造と機能に関する知識の習得における困難、人体の構造と機能に関する知識を看護に活用する時の困難に関する発言に着目してコード化し、コードの類似性に従って分類することとした。現在はその分析段階である。
他方、演習に向けた準備として、持ち運び可能で、画質がよく、また使いやすいエコーの選定・整備を終えた。また、今後のエコーを導入した看護技術やフィジカルイグザミネーションの演習が実施できるよう、演習担当を予定している看護系教員を対象としてイメージングモダリティの専門家を講師に招きエコー研修を実施した。研修後のアンケートにて、エコーの原理や安全性、表在血管や膀胱の観察方法について概ね理解できたとの評価を得た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大による業務内容の変更に伴って、本研究へのエフォート率が大幅に減少した。本研究は、学生が直面する問題点の抽出、演習プログラムの設計、演習の実施の3つのステップで計画されており、2年目の2021年度まで2つ目のステップを終える計画であったが、まだ1つ目のステップを行っている段階であるため、「やや遅れている」とした。

Strategy for Future Research Activity

インタビュー調査の分析結果を踏まえてエコーを用いた看護技術やフィジカルイグザミネーションの演習プログラムの設計と評価方法の検討を行う。その後、対象者となる看護学生(ボランティア)を募集し、エコーを用いた演習の実施・評価を行う。看護学生がエコーについて学習する機会がないため、エコーの理解と操作の実際に関する教材(オンデマンド型など)を作成することとする。

Causes of Carryover

研究の進捗が遅れたことで支出が繰り越されたために次年度使用額が生じた。令和4年度は、演習に使用するエコー機器の購入、調査協力者への謝礼に使用する計画であ
る。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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