2023 Fiscal Year Annual Research Report
臨床的思考力を育むICTを活用した学習システムの構築-技術・思考・実践の連動-
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20K10592
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Research Institution | Kyoto Koka Women's University |
Principal Investigator |
徳永 基与子 京都光華女子大学, 看護福祉リハビリテーション学部, 教授 (20381709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鹿内 信善 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (20121387)
中島 智晴 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (20326276)
西村 舞琴 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (30757183)
前川 泰子 香川大学, 医学部, 教授 (60353033)
糸井 麻希子 京都光華女子大学, 健康科学部, 助教 (60804086) [Withdrawn]
山本 美輪 香川大学, 医学部, 教授 (70353034)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 看護実践能力 / 思考力 / ICT / VR / MR / 授業設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
1、患者安観察の演習に、仮想空間活用による学習効果を検証した。【方法】グループ: 4人1グループで参加。授業ルチーン:①事前課題 ②演習、③事後課題 ④評価【結果】学生の相互学習で疑問はほぼ解決可能。提出物の相互視聴での学習が、リフレクションで確認。また到達度評価は、受験回数は最大5回までに全員満点を取得。教員は即確認可能なリフレクションで、授業改善が毎回可能になった。【結論】クラス全体の考えや方法の参照が可能、行動の客観視が可能になり、行動改善になった。教育者の利点は、学生間の学び合いにより支援が必要な学生への対応が可能、 2、シナリオシミュレーション型自己学習の効果を検証。【方法】対象:A大学看護学科1年生90名。タブレットでバーチャル空間で自己学習。調査方法:自己学習前後でアンケート(Course Interest Survey:CIS日本語版、Simulation Design Scale(SDS)日本語版)【結果】研究協力の同意を得た43名を対象。学習意欲(CIS尺度):前後で有意に増加(前3.5±0.5、後3.9±0.5、p<.001、d=.710)、ARCSの要素:全て有意に増加(p<.001)。 SDS:後のほうが有意に高く(B=.388, p<.001)、要因×前後の交互作用:有意(B=.239, p= 018)、有意な効果はなかった(B=.101, p=.156)。本自己学習で個人の“重要度”よりも演習への“反映度”が大きく向上した。ARCSの前後変化(SDSを共変量)分析:SDSと有意に関連。前後、交互作用は有意な関連なし。(SDS: B=.559, p<.001, 前後:B=.065, p=.856、前後×SDS:B=.009, p=.916)。演習デザインの評価が高いと、学習意欲の向上につながった。【結論】本自己学習で学生の学習意欲の向上が示唆された。
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Research Products
(2 results)