2020 Fiscal Year Research-status Report
時間に追われる人の継続を支援するマインドフルネストレーニングの即時効果の検討
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20K10628
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
坂上 百重 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50436771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 美枝子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (10444184)
横野 知江 (西澤知江) 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50579597)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | マインドフルネス / 即時効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、マインドフルネストレーニング(以下トレーニング)に関する文献検討、および研究実施に向け介入方法、即時効果の測定指標の検討を行った。文献検討では、トレーニングの位置づけ、不規則な時間拘束にある職種の代表として看護職に対し導入していく上での課題を検討した.対人援助職者に対するトレーニングに関しては、すでに立石(2011)らがその効果として心理的ストレスの軽減、ケアの質の向上に関連することを示していた。看護職に対し用いられる介入方法では、中等度以上の効果が認められたマインドフルネスストレス低減法やマインドフルネス認知療法の治療的介入のみではなく、それらを参考に一部内変更、簡易化したプログラム、その他のトレーニング方法などが含まれ、そのいずれにおいても精神的健康状態に改善効果を示すことが明らかとなった.また、継続性という点から将来的なセルフケアでの実施の可能性について、林(2014)が、メタアナリシスにおいて、全プロセスを独学で実施する実践を含むセルフケアによるトレーニングにおいて中等度の効果が有ることを示していた。現在、これらを下に、介入方法の検討と並行し、即時効果として活用が期待できる測定可能な指標の検討を進めている
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
倫理審査を終え,即時効果の検証を開始する予定であったが,介入実施にむけ新たに感染対策を講じた対象者のリクルート方法、介入実施方法などの検討の必要性があり、現在検討途上であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
倫理審査を経て、介入研究のリクルート、即時効果の検証を開始する。
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Causes of Carryover |
介入研究を実施するに当たり、対象者のリクルートおよび調査方法等の実験方法に感染対策を講じた実施方法の検討が要し、現在その検討進行中であるため。 今年度は、倫理審査を経て、介入研究とその結果の分析を行う。
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