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2023 Fiscal Year Research-status Report

看護教育における解剖生理学の再構築とその教育指針の作成

Research Project

Project/Area Number 20K10650
Research InstitutionIchinomiya Kenshin College

Principal Investigator

藤本 悦子  一宮研伸大学, 看護学部, 教授 (00107947)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒川 満枝  福岡看護大学, 看護学部, 教授 (00363549)
桑本 暢子 (大久保暢子)  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (20327977)
大島 千佳  福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (30405063)
竹野 ゆかり  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 講師 (20509088)
高橋 名帆子  福山平成大学, 看護学部, 准教授 (10760754)
佐々木 久美子  一宮研伸大学, 看護学部, 講師 (30848247)
林 みつる  関西医科大学, 看護学部, 講師 (20300402) [Withdrawn]
神田 知咲  関西医科大学, 看護学部, 助教 (90613802) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywords顕微鏡写真 / 解剖生理学 / 根拠 / 看護技術 / アンケート作成
Outline of Annual Research Achievements

1)令和5年度はアンケートの内容を吟味した。念頭に置いたのは、絶対に教育しなければならないものと、その教育内容を分かりやすくするものである。分かりやすくするために、どのように教育を構築していくかということについて、グループ内で検討した。これまでの教育では、理解を向上させる上で、決定的に脱落しいる内容があることが分かって来た。それは顕微鏡写真である。例えばマクロファージという言葉は、看護師なら誰もが知っているが、貪食する、異物を消化するという知識だけである。そこで、マクロファージがファゴサイトーシスで異物を捕食するところの迫力のある顕微鏡写真を提示する。そうすると学生は様々に考えをめぐらす素地ができやすい。この例では、マクロファージの働きに感動が現れやすい。喀痰の必要性や、免疫機能への影響(殺し屋になったり、抗原提示細胞になったりする)、さらに染症対策(ワクチンの意味と理解)まで広がっていけばよい。細胞の顔を全く知らないで、知識だけが増えていく教育では、臨床の場で自在に知識を活用することは難しいと思われた。
2)以上から顕微鏡写真の撮影に力を注いだ。
作成した写真は①月経周期の各段階の子宮粘膜。特に月経で排出されるものはどんな顔をしているのかという疑問への回答として。②結合組織に存在する細胞各種。「抗体をつくる形質細胞ってどんな顔?」への回答として。③各種の上皮組織。「粘膜とはなに?」「移行上皮の移行って何?」への回答として。④網膜。「網膜にある細胞って、神経細胞?」への回答として。⑤神経細胞。「神経細胞って大きいの?」への回答、⑤小腸「粘膜固有層にある細胞は何か」「リンパ管はどのように存在するのか」への回答として。その他、細胞から臓器のレベルに至るまでの全体像を撮影し、顕微鏡写真をを充実させた。
3)アンケート内容を基盤を完成させた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

今、倫理審査申請の段階にきているが、1)代表者や共同研究者の異動が考えられていたため、どの大学に申請すればよいかが決まらず、研究全体が難航している。
2)これまでの期間は、コロナ禍のために事態が順調に進まなかった(各年度の報告書に記載)。3)教科書の指針を作るためには、解剖生理学関連の看護の教科書について国際的な動向を把握しておかなければないことが分かってきた。そこで、アメリカの教科書を精査しその内容を検討したが、この作業は新たに付加されたものであり、当初の研究計画が遅れる原因の一つとなった。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度は、アンケートを実施し現場で必要な教育内容を抽出する。
これにチームおの研究者自身の研究特性(顕微鏡レベルでの細胞の解析を含めて)を生かした看護技術習得のための基礎知識を加味して、教育を構築する。

Causes of Carryover

令和5年度でアンケート調査を終了する計画であったが、コロナ禍、研究者の異動のために計画が約1年遅れ、アンケートは実施できなかった。このため、予定をしていた経費(特にアンケートの郵送費)および記録に関する人件費、ミーティングや学会に参加するの旅費等)が余剰になった。
しかしこれらの余剰金は令和6年度に実施する研究に充填する。
令和6年度にアンケート調査経費、ブレーンストーミングを対面で行うための旅費、学会発表のための旅費、投稿料、記録に関する人件費である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 上肢リンパ浮腫患者の皮膚表面構造の画像解析2023

    • Author(s)
      小松美結、佐藤亜美、間脇彩奈、川西康友、中西啓介、久野史椰、丹羽史織、藤本悦子 、大島千佳
    • Organizer
      コ・メディカル形態機能学会第21回学術集会
  • [Presentation] 3Dスキャンシステムを用いた乳がん術後リンパ浮腫患者における体幹形状測定法の検討2023

    • Author(s)
      渡邉幸代、久野史椰、中西啓介、丹羽史織、間脇彩奈、本田郁美、藤本悦子、大島千佳
    • Organizer
      コ・メディカル形態機能学会第21回学術集会

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Published: 2024-12-25  

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