2023 Fiscal Year Research-status Report
多職種連携による思春期のセクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス・リテラシー教育
Project/Area Number |
20K10866
|
Research Institution | Yasuda Women's University |
Principal Investigator |
山本 八千代 安田女子大学, 看護学部, 教授 (10295149)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹元 仁美 東京純心大学, 看護学部, 教授 (10310913)
関口 史絵 北海道科学大学, 保健医療学部, 講師 (10756414)
泉澤 真紀 旭川市立大学, 保健福祉学部, 教授 (50468310)
馬場 みちえ 福岡大学, 医学部, 准教授 (60320248)
秋鹿 都子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 准教授 (90342279)
藤堂 美由紀 安田女子大学, 看護学部, 講師 (00846850)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 性の健康教育 / セクシュアル&リプロダクティブ・ヘルス / 多職種連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022 年 12 月から 2023 年 1 月に実施した調査の分析を進めた。822名に配布し、503名分の有効回答が得られている(有効解答率61.2%)。その結果、思春期(中学2から3年生くらい)に提供される「性の健康教育(性教育)」の内容で、大学生が「大切である」と考える内容として、1) 今の自分に自信を持つ、2) 将来のことを考え努力すること が大切である、3) お友達や交際相手に思いやりの心をもつ、4) 社会のみんなを大切にする意識、5) 性や生殖全般について、6) 妊娠や避妊法について、7) 性行為によって感染する病気について、8) 1人でいても楽しく過ごす、9) 責任感を持ち社会の中で責任を果たす10) ジェンダーについて知り、男女平等の意識を持つ、11) 交際中、問題が生じたとき暴力・暴言に頼ることなく話し合いをしていく、12) 困ったことがあったときには抱え込まないで相談すること、13) 性行為には責任を伴うなどについて、男子学生134名、女子学生369名の結果が示された。さらに分析を進め、男女平等意識との関連について明らかにした。「恋愛は男女平等のお付き合いが大切だと思う」の質問に、「非常にそう思う」「そう思う」肯定群:と回答したものを肯定群:とし、「あまり思わない」「全然思わない」と回答したものを否定群とし、両群間の平均値の比較を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査を実施し、分析を勧めているが、助産師に対する調査が必要である。
|
Strategy for Future Research Activity |
助産師に対し調査を実施する。調査内容は、性の健康教育において重要と考える内容である。①人権概念、②性や生殖に関する生物学的知識、③社会における男女のジェンダーロールに関する知識、④性行動に関する自己決定の知識と態度、⑤恋愛関係におけるコミュニケーションスキル、⑥性的なトラブルと援助希求スキル等について教育に導入の有無等で構成する。
|
Causes of Carryover |
次年度に質問紙調査を実施するため。
|