2021 Fiscal Year Research-status Report
意思疎通不可能な高齢者に対する看護師の終末期ケア態度尺度の開発
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20K10980
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
谷口 由佳 関西国際大学, 保健医療学部, 准教授 (80530310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沼本 教子 関西国際大学, 保健医療学部, 教授 (00198558)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 尺度開発 / 意思疎通不可能 / 高齢者ケア / エンドオブライフケア / 終末期ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3(2022)年度は、老年看護専門看護師や老年看護学領域の研究者等(5名程度)から構成される専門家会議を開催し、尺度原案の内容的妥当性を確認(質問内容の妥当性、質問表現の適切性、質問項目数の適切性等)し修正、それを踏まえて予備調査版の作成、さらには本調査版を作成する予定であった。しかしながら、コロナ禍において臨床現場との会議調整が難しく、専門家会議は今年度延期を余儀なくされた。また、今年度はさらにパイロットスタディの実施も計画していたが、COVID‐19の影響が続き、医療現場で働く看護師の協力を得ることが躊躇された。 そのため、今年度は、尺度原案のブラッシュアップができないままとなり、計画していた予備調査版や本調査版の作成に至ることができなかった。 このような状況のもと、令和3(2022)年度は、令和2(2020)年度に作成した尺度原案について、今一度見直しすることとした。意思疎通不可能な高齢者に対する看護師の終末期ケア態度を表す4概念【死生観】【ケア意欲】【ケアの意義】【感情処理】の下位概念を活用して作成した52の質問項目に対し、尺度化、レイアウトの洗練に努めた。項目数などは変えず、回答者が下位尺度レベルで自己の傾向を把握でき、また理解の容易さなどを考慮したレイアウトへと、配列を検討した。令和4(2022)年度の早期に専門家会議を開催し、令和3(2021)年度の計画の遅れを取り戻す必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
今年度は老年看護専門看護師や老年看護学領域の研究者等(5名程度)から構成される専門家会議を開催し、尺度原案の内容的妥当性を確認する予定であったが、コロナ禍において臨床現場との会議調整が難しく、会議の延期が余儀なくされる状況となった。そのため、本会議を経て修正された上で作成可能となる予備調査版、および本調査版の作成に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3(2022)の計画を遂行する必要がある。令和4(20221)年度の早期に老年看護専門看護師や老年看護学領域の研究者等から構成される専門家会議を開催し、尺度原案の内容的妥当性の確認を行う。専門家会議を経て修正された尺度原案を用いてパイロットスタディを実施し、内容妥当性の確認、必要があれば修正し予備調査版を完成する。さらに予備調査を実施し、収集したデータを統計学的手法により分析し、本調査版を作成する。進捗状況に応じて可能であれば、当初の計画通り、尺度の信頼性・妥当性を検証する。依然COVID‐19の影響は続き、医療現場で働く看護師の協力を得ることの困難が予想される。倫理的配慮に留意し、実施できるよう努める必要がある。
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Causes of Carryover |
(理由) COVID-19の影響により、予定していた専門家会議や学会への出張がなくなり、旅費等の必要経費が未使用のままとなった。 (使用計画) 未使用分については、次年度の専門家会議や予備調査、および本調査実施に必要となる。
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