乳幼児を持つ養育者の防災行動教育プログラムの開発

2023 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 20K10993
• Research Institution: Niigata College of Nursing
• Principal Investigator: 野口 裕子 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (10433195)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904) ; 岡本 理恵 金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285) ; 平澤 則子 長岡崇徳大学, 看護学部, 教授 (60300092)
• Project Period (FY): 2020-04-01 – 2025-03-31
• Keywords: 乳幼児 / 養育者 / 防災行動

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は，乳幼児を持つ養育者の防災行動の実態と関連要因を明らかにし，防災行動教育プログラムの開発を行うことである．
令和５年度は，令和３年度に実施したアンケート結果をまとめて国際誌への投稿に向けた準備を行った．
対象者は、A県B市に住所がある0～３歳児を持つ養育者であり、965世帯にアンケートを郵送した。結果、有効回答数は２１８名であった。対象者の属性は、女性183名（83.9％）、平均年齢は34.0±4.8歳、被災経験あり80名（36.7％）子どもの防災に関する情報を取得している者126名（57.8％）経済的余裕がある者181名（83.0％）であった。防災行動の実施割合は、「携帯ラジオを備えている」63名（28.9％）「懐中電灯を備えている」169名（77.5％）、「３日分の乳幼児の衣類を備えている」98名（45％）、「災害後は、親自身が子どもに安心感を与えることの必要性を知っている」200名（91.7％）、「居住地域でどのような災害が起こる可能性が高いかを知っている」139名（63.8％）、「災害後同居家族との待ち合わせ場所や再会方法について話し合っている」47名（21.6％）であった。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

令和５年度内に論文を国際誌へ投稿すること、また教育プログラム案の作成までを計画していたが、実施までにいかなかったため。

Strategy for Future Research Activity

令和６年度は、早急に国際誌へ投稿することと、アンケート結果から得られた内容を活かして防災行動教育プログラム案を作成し、教育の評価を行う予定にしている。

Causes of Carryover

次年度の使用計画は、国際誌への投稿料ならびに教育行動プログラム案を作成し、住民に調査を検討している。