2021 Fiscal Year Research-status Report
特別養護老人ホームにおけるWBT併用ケア管理教育プログラムの開発
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20K11004
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
沢田 淳子 宮城大学, 看護学群, 講師 (20621444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 綾子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (50831666)
小野 幸子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (70204237)
萩原 潤 宮城大学, 看護学群, 准教授 (90347203)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 特別養護老人ホーム / 看護ケア管理者 / ケア管理能力 / オンライン研修 / 特養ケア管理能力教育共用システム:SSC / Web-Based Training |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「特養における看護職であるケア管理者のケア管理能力自己評価票」を用いて、特養の看護師であるケア管理者を対象とした、Webを活用した講義・グループワークとメンタリング学習支援を含むWBT教育プログラムの実施・評価を目的としている。 2021年度は、宮城県全特養の施設長及び看護職であるケア管理者宛てに研究依頼と説明書等を郵送して、研究への参加を募集した。参加者は10名であり、5名で一つのグループとしてグループごとに研修を行い、本年度中に全7回中5回実施した。研修は、本プログラム専用のオンラインシステムである、特養ケア管理能力教育共用システム(learning share system for care management capability of special elderly nursing home :以下、SSCと略す)を用いて、資料等を配信して事前学習を課した上、全て双方向性のオンラインで実施した。本研修は、知識の獲得・拡充は勿論のこと、ディスカッションを通した講師(研究者)や研修参加メンバーとの交流、悩みの共有、職務意欲の維持などに繋がっている可能性がある。 プロセス評価として、研修毎に研修後アンケートの実施、研修前や研修過程における「特養における看護職であるケア管理者のケア管理能力自己評価票」への入力、研究メンバー間での振り返りを行っている。 現在研修参加者は、自己のケア管理上の課題を抽出し、目標と計画を策定し自施設で課題への取り組みを実施している。今後は定期的にSSCを活用して、メンタリング学習支援として激励や評価の促しを行い、研修参加メンバー間のディスカッションを実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
SSCの開発に関して、2020年度はコロナ禍での在宅勤務推進により、依頼していたシステム会社の業務拡大等があり開発が遅れた。また、特養では感染予防対策等による混乱などがあり、研究参加対象者である特養の看護ケア管理者への参加呼びかけが行えず、研究の進捗が大幅に遅れた。しかし、2021年度は感染状況を見極めて、多少落ち着いた時期に参加者募集を行ったことや研究の説明と研修をオンライン上で行うことに変更・実施したことにより、計画を進めることができ、2020年度の遅れを多少取り戻すことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在実施中の研修計画に基づき研修をすすめ、研究計画に基づき、プロセス評価とアウトカム評価を実施して、本研修プログラムの評価を行っていく。 また、研究成果の一部をまとめ学会等で発表していく。
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Causes of Carryover |
研究全体が遅れており、今年度は成果の一部を発表することができず、そのための予算が使用されなかった。今後は成果の一部をまとめ、発表していくために次年度使用額を使用していく。
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