2022 Fiscal Year Annual Research Report
特別養護老人ホームにおけるWBT併用ケア管理教育プログラムの開発
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20K11004
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
沢田 淳子 宮城大学, 看護学群, 准教授 (20621444)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 綾子 愛知医科大学, 看護学部, 助教 (50831666)
小野 幸子 新潟県立看護大学, 看護学部, 教授 (70204237)
萩原 潤 宮城大学, 看護学群, 准教授 (90347203)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 特別養護老人ホーム / 看護職であるケア管理者 / ケア管理能力 / オンライン研修 / 介入評価研究 / メンタリング学習支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、対象者である特養の看護ケア管理者が自己のケア管理の課題に各施設で取り組み、中間報告会、最終発表会および自己評価を実施した。また、ケア管理者の同僚等へのアウトカム評価を実施した。 2022年9月には第7回研修として、自施設でのケア管理課題実践の中間報告会を実施し、共有や肯定的フィードバックが意欲継続につながったことが評価されていた。2023年2月第8回研修での最終発表会では、参加者は取り組み内容・成果について、作成資料をもとに発表し取り組みの共有を行った。最終発表会後の2023年3月~4月には他者評価として、参加者の施設の同僚等に研修前と比較した自施設の看護ケア管理者のケア管理能力について質問紙調査を実施した。 研修参加者は、開始当初は10名であったが、Covid19の感染拡大の影響や人事異動、施設看護職員の退職等による負担増などにより4名が中断となり、最後まで参加できたのは6名であった。各研修やプログラム全体への満足度は、すべての対象者から「満足」を得、特養ケア管理能力7の能力42項目は、全体の平均点は研修前後で上昇しており、特に「見取りの体制を整備する能力は」有意(p値=0.02)な上昇がみられた。研修参加者の施設の同僚等への調査では、研修参加者毎に3~9名の同僚等からの調査協力があり、研修参加前と比較して研修参加者のケア管理能力はすべての項目で「1.とても良くなっている」「2.少し良くなっている」の回答が多く、「4.全く良くなっていない」はみられなかった。7項目別では、各研修参加者でケア管理への課題が異なっており一概に述べることはできないが「入居者の暮らしの継続を保障する体制を整備する能力」「見取りに向けた体制を整備する能力」の評価が高い傾向にあった。今後さらに詳細な分析が必要である
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