2022 Fiscal Year Research-status Report
地域包括ケアシステム拠点に資するサービス付き高齢者向け住宅の管理運営質指標の開発
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20K11023
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
金田 明子 横浜市立大学, 医学部, 助教 (30848643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
叶谷 由佳 横浜市立大学, 医学部, 教授 (80313253)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 地域包括ケアシステム / サービス付き高齢者向け住宅 / ケアマネジメント / エイジング・イン・プレイス |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国は、今後、後期高齢者が増加し少子高齢多死社会へと進展する。そのような背景の中、高齢者が住み慣れた地域で自立と尊厳の保持のもと、できるだけ長く暮らせるように、地域包括ケアシステムの構築が推進されている。地域包括ケアシステムの構成要素の一つである住まいの確保は重要であり、地域のケア拠点として、サービス付き高齢者向け住宅への期待が高まっている。 今年度は、以下の研究を進めた。サービス付き高齢者向け住宅の入居者は、高齢かつ中重度の介護を要する者がいることから、在宅要介護高齢者のケアマネジメントについての研究をおこない、2本の論文と2件の学会発表を行った。 他に、サービス付き高齢者向け住宅の職員を対象として2021年に実施したサービス付き高齢者向け住宅における具体的な入居者支援についてのインタビュー調査結果を質的帰納的に分析した。「サービス付き高齢者向け住宅の職員が入居者におこなっている支援に関するインタビュー調査」を執筆し、日本健康医学会学会誌に投稿し、受理された。また、2020~2021年に実施した文献レビューを「終の棲家に向けたサービス付き高齢者向け住宅における支援とその課題」としてまとめ、日本健康医学会学会誌に投稿し、現在査読後の再投稿中である。この2つの研究結果から、終の棲家となりうるサービス付き高齢者向け住宅における入居者支援についての自記式質問紙を開発し、現在調査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
調査対象施設におけるCOVID-19感染拡大禍での業務多忙のため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在調査進行中の、終の棲家となりうるサービス付き高齢者向け住宅における入居者支援についての自記式質問紙調査結果を分析し、指標を完成させる。分析に当たっては、項目分析後に探索的因子分析を行う。信頼性はクロンバックのαを用いて検証し、妥当性は看取り件数との相関とモデルの適合指標にて検証する予定である。これを論文として投稿する。
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Causes of Carryover |
今年度は、郵送法による自記式質問紙調査実施が完了しなかった。 現在、郵送法による自記式質問紙調査中であり、回答書の返信のための郵送費(料金引取り人払い)が必要であり、その費用に充てるため。
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Research Products
(5 results)