2020 Fiscal Year Research-status Report
高齢糖尿病患者における座位行動改善への介入方法の開発と検証
Project/Area Number |
20K11045
|
Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
前野 里子 久留米大学, 医学部, 講師 (70759406)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 頼子 久留米大学, 医学部, 教授 (60289501)
藤田 君支 九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 高齢糖尿病患者 / 座位行動 / 介入プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病患者において、糖尿病合併症の発症や進展予防の目的で定期的な運動習慣や中強度身体活動量の確保が推奨されてきた。しかし、運動の自己管理実行度は低く、さらに長期間継続することは困難であり、運動療法支援には多くの課題が残っている。特に高齢糖尿病患者は加齢による身体的苦痛や併存疾患などにより、身体活動量が少なく、座りがちな生活をしている者が多い。さらに高齢糖尿病患者はサルコペニアやフレイルに関する問題にも進展しやすいことが課題である。フレイルサイクルを阻止するためにもサルコペニアを予防することが不可欠であると考え、本研究を計画した。 本研究の目的は、積極的な運動が困難な高齢糖尿病患者において、身体的負担が少なくかつ身体活動の効果が期待できる座位行動中断に焦点を絞り、座位行動改善プログラムを開発検証することである。本研究ではプログラムの作成と実施、効果検証に関する研究を3段階で行うこととしている。 初年度は高齢糖尿病患者のための座位行動改善プログラム案検討の基礎となる国内外の関連文献を広くレビューした。そのレビューをふまえて、座位行動改善プログラムの対象者の選定基準や介入方法、行動改善測定の内容や測定方法などについて、検討を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献レビューを行うと同時に、研究の実施体制づくりを行う予定であったが、感染状況を考慮し研究協力者との調整相談を見送った。
|
Strategy for Future Research Activity |
感染予防対策をふまえた研究計画へ変更する必要性がある。研究協力者の意見を踏まえて検討を進めていく。
|
Causes of Carryover |
研究計画の検討に時間を要しており、研究の使用する物品の購入を見送った。感染状況を踏まえて研究計画の一部変更を検討し、令和3年度には研究開始する。
|