2021 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症患者の自己管理支援システム「膝いきいきプログラム」のパッケージ化
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20K11098
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
谷村 千華 鳥取大学, 医学部, 教授 (90346346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 純子 鳥取大学, 医学部, 助教 (10757694)
徳嶋 靖子 鳥取大学, 医学部, 助教 (30548649)
松本 浩実 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (50810230)
萩野 浩 鳥取大学, 医学部, 教授 (80208412)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / セルフマネジメント / 膝いきいき教室WEB版 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,計画の#1「膝いきいきプログラム」の学習教材(テキスト、動画教材、膝手帳)の開発,および#2パッケージ化された「膝いきいきプログラム」の構築と運営・指導用ガイドの作成を実施し,WEB版の「膝いきいき教室」は2022年1月に公開した.#1「膝いきいきプログラム」の学習教材(テキスト,動画教材)の開発では,講義担当者(目標設定と活動計画)のデブリーフィングを行い,学習目標・内容・レイアウトを統一化しテキスト(膝いきいき教室冊子)を作成した.テキストを基に授業を行い撮影し動画を作成した.動画コンテンツは,「はじめに見る動画:オリエンテーション」「変形性膝関節症とは?」「運動のすすめ」「食事のすすめ」「痛みとの付き合い方」「最後に見る動画:目標と活動計画」「理学療法士の運動動画」とした.その他,WEBサイトでは,膝いきいき教室冊子版,変形性膝関節症の人の生活上の困難感に関する内容,自己管理チェックシートなどが活用でき,地域貢献活動を実施している.#2パッケージ化された「膝いきいきプログラム」の構築と運営・指導用ガイドの作成では,『①地域や病院で仲間と学ぶ膝いきいき教室(集団コース)』『②一人でも自主的に学ぶ膝いきいき家庭学習(自宅個人コース)』という2つの「膝いきいきプログラム」の運営・指導ガイドを作成した.①集団コースでは、令和4年の秋頃の地域活動で約20名の対象者にプレテストを実施する予定としている.②個人コースの実施は,協力医院から約50名の患者に学習教材を配布してもらい,自宅で実施してもらった.②の参加者には満足度,わかりやすさ,継続しやすさ,知識の習得,困難感,自己管理行動などの変化を調査し,アンケート結果は分析中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特に問題なく,次年度の介入に向けての準備は整っている.
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度は,9月頃に地域で開発したプログラムを用いたプレテストを実施する予定にしているが、コロナ禍で集団教育が実施できないことも予測できる.その場合,オンライン開催を考えているが,アンケート調査は実施できても,身体機能などの測定データを得ることは困難になる可能性もあり,その場合は身体機能の評価を主観的評価に変更する.
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Causes of Carryover |
研究結果の論文化が遅れており、論文作成にあたる費用を使用しなかっため、令和4年度に使用する.また,介入に向けての物品の準備を行う.
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Research Products
(1 results)