2022 Fiscal Year Research-status Report
変形性膝関節症患者の自己管理支援システム「膝いきいきプログラム」のパッケージ化
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20K11098
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
谷村 千華 鳥取大学, 医学部, 教授 (90346346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 純子 鳥取大学, 医学部, 助教 (10757694)
徳嶋 靖子 鳥取大学, 医学部, 助教 (30548649)
松本 浩実 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (50810230)
萩野 浩 鳥取大学, 医学部, 教授 (80208412)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 変形性膝関節症 / セルフマネジメント / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度に、#1「膝いきいきプログラム」の学習教材(テキスト,動画教材、WEB版膝いきいき教室)と#2「膝いきいきプログラム」の運営・指導用ガイドを作成した。介入では『①地域や病院で仲間と学ぶ膝いきいき教室(集団コース)』『②一人でも自主的に学ぶ膝いきいき家庭学習(自宅個人コース)』という2つのコースを予定している。令和4年9月に#1の教材を用いた地域活動で「膝いきいき教室」のプレテストを実施した。参加者は31名で年代内訳は75歳~79歳が13名、65歳~74歳10名と割合が高く、男性7名、女性24名であった。参加理由としては、「運動器疾患予防のため」が最も多かった。教室満足度は100%が「非常に満足~やや満足」に回答し、理解度も「非常に深まった・まあまあ深まった」と回答した者は100%だった。教室へのニーズとしては、「具体的な運動方法」「簡単な運動」「具体的な食事の取り方」が挙げられ、ニーズに沿ってプログラムを改善した。また、WEBと自宅での個人学習参加者33名の内訳は,50代1名,60歳~74歳が12名,75歳~79歳が9名,80歳以上が10名であった.性別では,男性が4名,女性が29名であった.参加理由は「変形性膝関節症だから」「進行予防」と多く、「たまたま閲覧して興味があった」と回答している人もいた.オンデマンド教材の満足度は100%が満足と回答していた.その他の評価項目として,オンデマンド動画時間の適切さ、理解しやすさの評価も高かった。参加者の声として,「講座を受けた事が大変参考になり良かった.」「続けてビデオを見ようと思う.友人にも教えてあげたい.」「何度も観ることができて、動画でみたスクワットをやりたいと思いました.」などがみられ,参加者の満足感や意欲,理解度の向上,行動化につながった。令和5年度は介入研究のデザインを検討し、倫理審査に向けて準備中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
業務多忙のため
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度はCOVID-19の状況も落ち着き、対面での「膝いきいき教室」が可能となり、地域活動の一環として参加者アンケートから概ね、プログラムの内容妥当性や有効性の確認ができたため、令和5年は研究活動として遂行する計画である。
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Causes of Carryover |
介入研究が遅れているため、介入に必要な物品購入などを行っていないため。令和5年度は倫理審査に申請し、研究にむけての物品を準備する。
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Research Products
(1 results)