2022 Fiscal Year Research-status Report
Differences in implicit views of sports by adolescent sports experience
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20K11346
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Research Institution | Tokyo Future University |
Principal Investigator |
大橋 恵 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (30454185)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤海 崇文 流通経済大学, 社会学部, 准教授 (60763349)
藤後 悦子 東京未来大学, こども心理学部, 教授 (40460307)
井梅 由美子 東京未来大学, こども心理学部, 准教授 (30563762)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 潜在的態度 / IAT / スポーツ / 非意識過程 / 動機づけ / 健康行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、潜在的なスポーツ観と顕在的なスポーツ観を測定し、それが青少年期のスポーツ経験によっていかに影響されているのかを、複数の手法を組み合わせて検討することを目的とする。特に、今まで研究してきた青少年期のハラスメント経験との関連を見たいと考えてた。 3年めに当たる本年度は、昨年度までに行ってきた研究を投稿論文にまとめた(2本掲載、1本掲載決定)。特にスポーツに関する認知的な態度と情動的な態度の違いを潜在的態度と顕在的態度について検討したものは英語論文にまとめることができた。主な結果としては、青年期のスポーツ経験は潜在的態度とはほとんど関係せず、プロスポーツへの関心は両方の潜在的態度と関連していた。これに加え、情動的態度のみが自己申告の身体能力およびスポーツをする頻度と関連しており、スポーツや運動に対する2種類の潜在的態度が、異なる行動と関連していることを示す。 ただしこの段階では一般的なIATを用いて潜在的態度を測定していたため、「スポーツ・運動」の対比概念として使った「日常動作」が何らかの影響を及ぼした可能性がある。そのため、今年度はターゲットカテゴリーを1種類とするシングルカテゴリーIATを用いて、顕在的態度と潜在的態度との関係や部活動などの経験との関係を調べる研究を、新たに実施した。刺激語選定のための予備調査の後、変数を整えて大学生対象のオンライン実験を行った。こちらは現在分析を行っている。 また、派生した問題として実際の健康行動と潜在・顕在的態度との関連について新たに検討した。その結果、潜在的態度と関連する健康行動と顕在的態度と関連する健康行動が異なること、態度の種類とし認知的な態度と情動的な態度の違いを想定したが、両者に多少の違いがあることが示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
メインとなる大学生対象の実験に十分な参加者を得ることができ、また、研究を学術論文として発表することができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度実験を行い、今年の学会で発表する予定である大学生対象の実験について引き続き分析を進める。その次に、若年社会人を対象とした研究も行い、その相違を検討したいと考える。また、昨年度行った健康行動との関連を見た実験を英語の投稿論文にまとめる。
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Causes of Carryover |
国際学会の参加費・英語論文のAPCの支出を予定していたが年度内にできなかったため、また、実験実施と分析補助に予想よりも人件費がかからなかったために、次年度使用額が生じた。 2023年度は、研究発表のための国際学会の旅費・国内学会参加費と旅費に加え、社会人を対象とする最後の研究での謝金と英語論文投稿準備に予算を使う予定である。円安であるため、計画時よりも国際学会旅費・参加費がかかることが予想される。
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