2022 Fiscal Year Research-status Report
Spectator sport and eudaimonic well-being: Antecedents and consequences
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20K11371
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
吉田 政幸 法政大学, スポーツ健康学部, 教授 (60557445)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ウェルビーイング / ファンウェルビーイング / ファンエンゲージメント / チーム・アイデンティフィケーション / スポーツ観戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は本研究の3年目であり、プロ野球観戦者を対象として、シーズン前半とシーズン終了時の2回に渡ってデータを収集し、縦断的な追跡調査を行った。 1回目の調査はプロ野球のシーズン前半(5月下旬の3日間)に実施した。インターネット調査会社のサービスを利用し、2021年シーズンから2022年シーズンにかけて少なくとも1度はプロ野球チーム(パ・リーグ6球団のどれか一つ)のホームゲームをスタジアムで観戦したことのある人々にアンケート調査を依頼したところ、1348人から回答を得ることができた。質問内容は基本属性に加え、ファンウェルビーイングの規程要因(独立変数)と考えられる因子を設定し、具体的にはチーム・アイデンティフィケーションとファンエンゲージメント行動を測定するための尺度を用いた。 2回目の調査はプロ野球のシーズンが終了した10月下旬に1回目の調査と同様の人にアンケートを依頼し、778名から回答を得た。2回目の調査ではファンウェルビーイングを構成する4要因(快楽的ウェルビーイング、ユーダイモニック・ウェルビーイング、社会的ウェルビーイング、身体的ウェルビーイング)と人生全般のウェルビーイング(人間的開花)を測定するための質問項目を使用するとともに、併せてシーズン終了時のスタジアム観戦回数とテレビ観戦回数を測定した。 2022年度の追跡調査は、シーズン中のチームへの愛着(チーム・アイデンティフィケーション)とファンのエンゲージメント行動がシーズン終了時のウェルビーイングに対して、どのような影響を持続的に及ぼしているのかを検証することが目的であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度は計画通りに調査を実施し、現在までに研究2年目(2021年度)と研究3年目(2022年度)のデータを分析した結果をまとめ、論文を書き上げた。作成した論文は現在、国際ジャーナルで査読中である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度が新型コロナウィルス感染症の影響で全く調査を実施できなかったため、本来3カ年計画だった本研究を1年延長し、2023年を4年目として位置づけ、研究を継続する。2023年度は2022年度の2回目の調査に参加した778名に対してさらに追跡調査を実施し、要因の因果関係をより長い期間で検証するとともに、ウェルビーイングの経年的変化を分析する。
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Causes of Carryover |
研究1年目(2020年度)は新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響で調査を実施できず、全額繰り越した。そのため、本研究は当初3年で終了する予定だったが、4年目(2023年度)を設定し(研究を延長し)、1年目に支出することのできなかった研究費を用いて研究を実施する。
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Research Products
(1 results)